早起きして田回り。あちこち入れていた水を止める。途中で、少し雨がぱらついたけれど、アスファルトが少し濡れたぐらいで止んでしまう。晴れて陽射しもあったけれど、雲が多い一日。
今日は草刈りには出ず、作業所で籾摺り機や米の選別機などを設置し、乾燥機を動かし、集塵機などを設置する。
概ね乾燥調整の準備は出来たようだけれど、あとは籾擦りしたあとのもみ殻を処理と米を入れる紙袋の準備ですな。
ランドール・ミラー監督『ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡』(2008)を観る。ええ、邦題はなんとも長いが、もともとは『BOTTLE SHOCK』という実にシンプルな名前になっています。主演はクリスパインなんだろうな。あとアラン・リックマンやビル・プルマン、それからレイチェル・テイラーも頑張っています。
映画の脚本としては、なんとももう一つというところかもしれないが、最初に「事実に基づくストーリー」というテロップが入ります。ま、映画だからといってあまりドラマチックにしすぎることも出来ませんしね。あ、いやでも映画ですからドラマチックに仕上がってますけどね。
うちは米農家で、ワインを醸しているわけではありませんが、ワイン醸造の基本はブドウづくりですから、いくつかブドウ作りについてのコメントが出てきますが、ええ、米作りにも通じるものがありました。例えばブドウに農家の足音を聞かせる、というセリフが出てきますが、これなんかそのまま昔から日本の農家でも言われていることですね。というか字幕の日本語訳で、日本の百姓に合わせて訳されたのかもしれませんが・・・。ビル・プルマンのセリフは聞き取れませんでした(笑)。
アメリカ独立200周年を祝うイベントとして、1976年にフランスで行われたワイン品評会がおこなわれました。フランスの名のあるシャトーのワインと、主催者のスティーヴン・スパリュアが厳選したカリフォルニアのワインを、ブラインドテイスティングで順位を付けて評価するというものです。審査員は全員フランス人で、ワイン業界では権威ある人物ばかりでしたが、白も赤も共にカリフォルニアワインが一位を獲るという結果になって、無名であったカリフォルニアワイン、ナパバレーが一躍有名になるという事件、「パリスの審判」とも言われているようですが、これを元にした映画です。
映画の出だしはDoobie Brothersの”CHAINA GROVE”で始まり、最後は”LISTEN TO THE MUSIC”で終わるという70年代のアメリカンロックが次々かかります。ドゥービーは他にも”TOULOUSE STREET”と"SPIRIT"もかかって、全部で4曲も鳴りました。ええ、まあ映画の雰囲気は初期のドゥービーの曲にあっているかも。