現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

タイヤ交換と畦畔の草刈りと『種まく旅人 くにうみの郷』と『孤高のメス』


19日(木)
 朝からよい天気だし、気温がぐんぐん上がっている気がする。
 事務仕事にメドが付いたので、提出してもいいのだが、収入保険の関係で共済組合に連絡したりする。


 ムーヴとジムニーのタイヤをスタッドレスからノーマルに交換する。うちには油圧ジャッキが3トン用と2トン用と二つあります。3トン用のはルシーダのタイヤ交換用に使ってました。でも大きいので軽自動車のタイヤ交換をしようとすると、一番下に下ろしても、最近の軽自動車は車体の下のスペースが低く小さくなっているので、入らないんですね。それで最低高の低い2トン用を使うようになりました。


 ところがこの新しい2トン用のジャッキが去年からどうも調子がおかしいというか、いちばん上まで上がらなくなってしまいました。いやはや。それでとにかくネット検索してみると、どうやら油圧ジャッキの油が足らなくなってきているらしいことがわかる。なるほど。どこからどういうオイルを入れればいいのかも詳しく紹介されてありました。ふむふむ。


 さっそく近所のホームセンターでジャッキオイルを探したが、置いてなかったので、次のホームセンターに行ってみると置いてありました。ふむふむ。さっそく手順通りにオイルを補充してエア抜きをする。むふふふ。でもって可動部にグリスも塗って使ってみると、しゅるしゅると動くようになりました。で、軽自動車2台のタイヤを交換。まだ2台交換しないといけないが、この三連休中に交換したい。


 篠原哲雄監督『種まく旅人 くにうみの郷』(2015)を観る。昨日見た塩屋俊監督『種まく旅人 みのりの茶』(2012)と同じシリーズです。監督は変わっています。映画としてはこちらの方が楽しめるのではないか。米国第3代大統領トーマス・ジェファーソンの「土地を耕す者は最も価値多き市民であり、彼等は強健であり、最も独立心に富み、最も徳に秀でている」という言葉を主演の栗山千明が合コンの場でいきなりしゃべり出したりしますけど、桐谷健太三浦貴大も好演しています。この二人は兄弟の役なんですが、顔もちょっと似ていていい感じです。舞台は淡路島です。淡路島が舞台の映画ってちょっと珍しいのではないかな。山と海がつながって生命をはぐくむという農業と漁業の映画です。まあでも栗山千明陣内孝則と比べるといささかキャラクターとしては弱い気がする。こういう農林水産省霞が関の官僚が地方の農業の様子を数ヶ月観てまわるというようなことが、実際にあるのかな?ま、いいけど。


20日(金) 春分の日
 終日風が強く、午前中はちょっと雨も降ったりする。でも昼前からよい天気。相変わらず風は強いけど。
 事務仕事も一段落ついたので、畔塗りや荒起し、それから苗箱への土入れ、種籾の浸種などやらねばならいことはたくさんあるのだけれど、畔塗りにむけて、畦畔の草刈りに出る。まあ、ご近所はみんな春は除草剤をまくので、この時期に草刈りをしている人は誰もいないが、ま、いいんだ(笑)。と笑って余裕のあるような顔をしているけれど、枝雀さんの落語には「人のことを笑ろてるつもりが、じつは人から笑われてるちゅう、おまえのこっちゃ。」という言い回しがあって、よく思い出す。ええ、笑われてるんやろな、と思いつつ(笑)。
 畦畔除草機と刈払機と両方持っていったのだが、刈払機の調子が良くない。どうもエンジンの回転数が安定しない。以前、うわーん、うわーん、と波打つようになったことは何度かあるのだが、今回はしばらく使っていると急に回転数が上がってしまうという現象。それをなだめつつ使っていたら、今度は回転数を上げようとスロットルを回したら、一瞬、回転数が上がってもすぐに落ちて止まってしまった。で、エンジンをかけようとしたら今度はぜんぜんかからない。やれやれ。
 ちょうどお昼になったので、家に戻り昼食を食べた後、キャブレターの掃除というかキャブレターのクリーナー(泡のムースタイプ)を買ってきて、キャブレターを外して掃除してみる。元のように組み立ててエンジンをかけてみたら、軽快に始動する。うれしくなってすぐに田んぼに出たのだが、しばらくするとまた回転数が上がってしまって、安定しない。同じ症状だ。やれやれ。農機のK君に電話してみたら、今日はお休みをもらっているので、明日、見に行きます、とのことだった。もちろんK君だって、三連休に一日くらいお休みをとる権利はある。
 仕方がないので、自走式の畦畔除草機に頑張ってもらう。やれやれ。


 夜、成島出監督『孤高のメス』(2010)を見る。おもしろかったです。何度もパソコンの画面に思わず拍手してしまいました(笑)。原作は大鐘稔彦の『孤高のメス-外科医 当麻鉄彦』ということらしいですが、もともとは高山路爛(大鐘稔彦と同一人物)原作の漫画であったらしい。
 題名は孤高のメスだが、話としてはぜんぜん孤高ではなくて、仲間がたくさんいるんですね。とくに外科医の主人公当麻鉄彦(堤真一)の手術の時にメスとかクーパーとかペアンとかモスキートとか手術器械を渡す役、器械出しのナース(夏川結衣)は当麻先生にぞっこんなわけです。というか手術チームのチームワークも抜群でぜんぜん孤高ではありません。堤真一もちゃんとこの頃はシリアスにやってるじゃないですか。どうも堤真一の最近のあのおちゃらけ風の路線はどうなの?お見合いのシーンでの中越典子がいいな。ま、いいけど(笑)。でも一番頑張っていたのは夏川結衣ですね。いい映画でした。
 僕も医者なら外科医がいいな、って手術室で血を見て一番に卒倒しそうなタイプなんですが。その前に医者にはなれない根本的な問題があるけど(笑)。


21日(土)
 外が明るくなってきました。これから日の出です。ダイヤモンド伊吹の写真をねらってみるかな(笑)。