現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

籾擦りと稲刈りと『はやぶさ/HAYABUSA』


4日(金)
 今日は稲刈りはせず、籾擦りの日にする。午後から雨の予報。
 朝から籾擦りして、お昼前に出荷。出荷しようとしたら雨が降りだす。やれやれ。テントを被して濡れないようにしてゆっくり出荷する。
 雨なのですこしゆっくり昼食をしていたら、すぐに雨が止んでしまう。やれやれ。ヌカ捨てに出て、また籾擦り。夕方、農協が閉まるギリギリにまた出荷。
 その後、大豆の圃場を久しぶりに観に行く。ええ、エダマメになっているのではないか?と思ったからです。うーむ。莢は出来ていましたが、これから膨らんでくる感じでした。うーむ。これまでレノン号がいた頃には、毎日大豆の圃場に一緒に散歩していたので、エダマメの頃合いを逃すことはなかったのだが・・・。今はレノン号もいないので、朝一緒に歩くこともなくなって、エダマメの頃合いを逃してしまいそうでコワイわ(笑)。


 夜、カープのゲームをラジオ中継で聴いていたが、森下が打たれて大きくリードされたりして、聴く気がなくなり(笑)、堤幸彦監督『はやぶさ/HAYABUSA』(2011)を観る。映画としてはもう一つだったような気がするが、楽しめました。日本は経済大国だったはずのに、なぜ宇宙開発研究に国はお金を出さなかったのか。なぜ教育にお金をもっと出さないのか。
 もちろん子どものいない人もたくさんいらっしゃるのはわかっているけれど、子どもや若者こそ国の宝であり、未来なのは間違いないので、子どもや若者が健やかだったり、子育てが楽だったり、楽しかったりすれば、大人や世の中はもっともっと安心するのにと思いました。国民が安心してこその政治ですよね。税金はもっと教育や子育て関係に使ってほしいです。安倍政権のアメリカ製兵器の爆買いには驚きあきれるしかない。しかも向こうの言い値で買ってるんじゃないの?関西人なら「ちょっと勉強しといてな。長い付き合いになるかもしれんのやし。」ぐらいは言うところですわな(笑)。兵器を買うなとは言わないけれど、「憲法戦争放棄を謳っておりますので、戦争の道具を買うのは、ちょっと・・・。」といくらでも仲の良い大統領に言えるはずなんだけれどなぁ。
竹内結子の演技はいいのか、よくないのか、わからないような演技だったけれど、嫌いではないです(笑)。鶴見辰吾は意外に研究者の役が様になりますな。でもあれだけみんなが感動したニュースを映画にしたんだし、もっと盛り上げても良かったような気がするけど。JAXAのことがもっとわかるようにしても良かったような気がする。もっとドキュメンタリーに徹しても良かったということか。
 ええもちろん小惑星探査機「はやぶさ2」の帰還も楽しみにしています。「はやぶさ2」は地球に帰還してカプセルを分離したあと、今度は燃え尽きるのではなく深宇宙ヘのミッションをまたするんですね。そうなのか。



5日(土)
早起きして、お米の精米をする。精米機を新しくしたので、なにかと精米がうれしい(笑)。
今日は稲刈りの日。朝、今日稲刈りする予定の田んぼを観に行ったら、水が入ったままになっていて、慌てる。ええ、水を入れたのは思い出したけど、水を止めにきてなかった。慌てて水を止め、「コシヒカリ」の圃場のあちこちの尻水戸を切る。といっても水はもうないんだけど。


朝からせっせと稲刈り。空っぽだった乾燥機が昼までで一杯になったので、午後は農協のカントリーに籾をもっていく。ところが少しカントリーが混んでいた。昨日できなかったし、明日は天気が悪そうだし、土曜日だし、みんな考えることは同じです。ジャンジャンと刈っていたのだが、16時半ぐらいから晴れているのに雷の音がしはじめる。やれやれ。しかもけっこう頻繁に。見上げれば北東の方向に巨大積乱雲。でもこちらは晴れているし、まだ冷たい風も吹いていない。と思っていたら北東の山にいかにも雨が降ってまっせという、白いカーテンが見えはじめる。ああ、これはヤバいかも。すぐにスマホの雨雲レーダーを観ると巨大積乱雲は真っ赤に映っているけれど、どうもこのあたりはその端っこに当たりそう。と思っていたら降ってきました。晴れているのに(笑)。ジャーッと降ったわけではないですが、大粒の雨がバラバラと夕陽を浴びながら降ってくる感じ。長男は濡れた稲もけっこう刈ってくれたのだが、無理してコンバインが詰まると最悪なので、今日はここまでとして、田回りに出る。稲刈りを中止して、田回りに出た途端に雨が止みました(笑)。田回りで次ぎに刈る圃場の確認を念入りにして、クサネムなんかを抜いて歩いたりする。


稲刈り20200905