12日(土)
朝一番にすこし籾擦り。その後、6月6日植えの完全無農薬有機栽培米「コシヒカリ」の昨日の続きを刈る。これで無農薬有機の「コシヒカリ」の刈取りは終了。6月植えは5月中旬植えと比べてちと収量が落ちるかも。
午後も稲刈りを続けて、こちらは農協のカントリーにもっていく。
13日(日)
朝、ザーッと雨が降る。けっこう降ったので、今日の稲刈りはできなさそう。
午前中は昨日の続きで籾擦り。昼にくず米や中米を農協へ出荷し、もみ殻を撒きに出たりする。その後籾擦り。
そういえば、昨夜は山田洋次監督『たそがれ清兵衛』(2002)を観る。たぶん、4回目か5回目。山田洋次監督の藤沢周平三部作はどれも好きだけれど、ま、これが一番好きかも。真田広之、宮沢り え、小林稔侍、役者の演技は申し分ないし、真田広之演じる井口清兵衛が宮沢りえ演じる幼なじみの朋江を藩命のための支度をするために呼ぶところがいいですな。そうしてその心持ちに応える宮沢りえ。こんなことを書くとまた叱られるかもしれないけれど。大仕事に出る男の支度をテキパキと整える女性の姿、あるいは所作というのは、また妙に美しく色っぽいものですな。こういうのは普通夫婦の関係が多いと思うのだけれど、この場合はまだ夫婦ではないんです。ま、妻を亡くした男と、夫の横暴さに耐えかねて戻ってきた女という、お互いそれぞれにそれなりの経験のある男女なんですな。
脚本は山田洋次と朝間義隆。藤沢周平の「たそがれ清兵衛」「竹光始末」「呪い人助八」を混ぜて書いています。これ、三編とも短篇ですけれど、いいです。もっとも藤沢周平は駄作がホントにない作家ですけれど。冨田勲の音楽も好み。笛と二胡。何度観ても、よい映画でがんす。