現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

完全無農薬有機栽培米「コシヒカリ」の稲刈りと『犬ヶ島』とお米の予約受付開始しました。



 続いて今日から6月植えの無農薬有機栽培「コシヒカリ」の稲刈りをはじめる。
 朝、四隅を刈りに行ったら、普及所のFさんとKさんが坪刈りに来られたので、あれこれ少し話。今年は雑草が少なかったので、無農薬有機栽培としては収量がたくさんありそうということなど。
 その後、昼過ぎまで、乾燥機が一杯になるまで稲刈りをして、昼食。午後はまた稲刈りに出たが、一時間ほど刈ったところで雨に降られる。やれやれ。まあ、これも仕方がない。


 早めに仕事が上がったので、夕方ウェス・アンダーソン監督『犬ヶ島』(2018)を観る。二度目。やっぱりおもしろいわぁ。コマ撮り、ストップモーション・アニメーションです。声の出演者も日本人を含めて豪華だし、僕は映像としてコマ撮りアニメーションなので、カメラを据えて、画面の構成がしっかりしていて美しいと思います。ええ、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブタペスト・ホテル』を観たので、その影響です。


 さて、今年は有機JAS認証の申請をしました。3年間きちんと有機栽培をしていないと認証はとれないので、まだ今年は認証されませんが、あれこれ記録を残していかないといけないのが、なかなか大変です。それから辻井農園で栽培した完全無農薬有機栽培米「コシヒカリ」はみなネット販売していますので、今日は朝一番に「新米が出来ましたよ!」という案内ハガキを出しました。本当はお盆明けぐらいに出すつもりだったのですが、バタバタの連続で今になってしまいました。
 で、ちょっとドキドキしています。就農した頃は、農協に出荷する米の検査の時もドキドキしていましたが、またそれとは違うドキドキです。農協へ出荷するのは春に出荷契約を結んで、まあ、米が獲れたら一等、二等の検査はありますが、基本みな契約を結んでいるので農協は米を買ってくれます。ですから値段はともかく気分的にはとても楽ではあります。
 ところがネット販売をするというのは、ネット上に自分のお店を出して、付加価値の付いたお米です。安心して食べていただけるおいしいお米です。買っていただけるとうれしいです。という状況ですから、本当に売れるのか、買ってもらえるのか、わからないし、おいしくなかったら、品質が良くなければ、信用や信頼がなくなって、たちどころに売れなくなってしまうだろうし。
 そんなこんなで、半年間、田んぼでバタバタしてきて、お天気にハラハラしてきて、お米の収穫をして、さーて、お米が出来ました!と自分のお店に並べる心持ちというのは、ちょっとドキドキなんですよね。全量農協へ出荷していては感じられないドキドキ。
 今年は慣行栽培と比べるとやや収量は少ないですが、今のところ玄米はとてもきれいだし、ほとんどくず米が出てきてませんし、安心して食べていただけるのはもちろんですが、品質、食味もとてもいいのではないかと期待しています。さらに今年は昨年のお米が早々に完売してしまったので作付け面積も広げましたので、いやましてドキドキです。ちょっとお米を積んでおく場所がなくなるかもしれないという不安も出てきましたが(笑)。
 完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」は9月23日頃から予約してくださった順に発送していきます。完全無農薬有機栽培米「秋の詩」と「みどり豊」は10月12日頃からの発送になりそうです。
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