現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

運動会と防災訓練と米の検査と稲刈り


8日(土)
次男の中学校の運動会。やらねばならぬこともたくさんあるので、朝のうちに田回り、籾擦り、ヌカ捨て、米の出荷とこなして運動会にいく。運動場についたら、ちょうど次男の学年のリレーで、次男の走る姿を見る。中距離選手のような走り方で走っていたが、思えばずいぶん背も伸びたし、足も伸びました。もう少し筋肉がつくといいのだが。
昼食は野球部の保護者で集まってワイワイと食べる。いや、いいものですな。


運動会のあと、明日行われる防災訓練の準備にでる。


夕方から籾擦り。ヌカ捨て。


9日(日)
地域の防災訓練。僕は救出救護避難誘導という役割。一時避難場所にご近所が集まって、人数の確認のあと、簡易担架づくりや消防ホースの繋ぎ方の訓練や消火栓やホースの点検。その後二次避難場所の小学校のグランドへ。小学校へは地域のそれぞれの一時避難所から集まってこられます。バケツリレーや水消火器、煙り体験をして、消防団と消火班の放水訓練があり、その後、東日本大震災で福島で被災、今、長浜で暮らしておられる高野正己氏の講演を聞く。最後に炊き出しのおにぎりをいただいて訓練終了。なかなか盛りだくさんの訓練でした。後始末をして昼過ぎに終わる。


午後は稲刈りと籾擦り。


10日(月)
田回り後、籾擦り。それから米の検査にいく。今回も全量一等で、言うことのないきれいな米だと褒めていただく。午後から雨だという予報なので、検査のあとすぐに稲刈りへ。午後もせわしなく稲刈り。籾を全部乾燥機に入れたところで、雨が降り出しました。やれやれ。
夕方、雨の合間をついてヌカ捨て。


今日が閉めきりの句会へ提出する句を夜ひねっていたが、しらないうちに居間で寝てしまっていた。やれやれ。


11日(火)
朝、田回りの時に、無理やり俳句(らしきもの?)をひねり出し、投句。
午前中は雨。で籾擦りをせっせとやる。午後は米を出荷し、ヌカ捨てにでた。
ヌカ(籾殻)は、土とほど良く混ぜると保水力があり、また水はけもよいという土になるので、このあたりではみんな籾殻を畑に撒いたりしておられます。で請われるままに、あちこちの畑や田んぼに撒きにいったりするのだが、今日は失敗してしまった。畑の横の田んぼにヌカを落として、さて帰ろうという時、まだ籾殻散布機の下のドアの部分がまだ充分閉まっていないのに、バックで進入路から出ようとして、ドアの部分を少し曲げてしまいました。その時は気がつかず、家に帰ってきて、ゆがみに気づきました。あれこれ試してみましたが、どうにも直らないので、農機センターに電話する。
籾殻散布機が使えないと籾擦りができないので、ことは急を要するのでありました。
「あーた、ここは腕の見せ所ですぜ。」と一声かけて持って帰ってもらう。夕方には直って戻ってきました。
籾殻散布機が使えず籾擦りが出来ないので、16時前から稲刈りに出る。午前中は雨だったので、田んぼには水が少し溜まっていたが、午後からは晴れて風もあったので、立っている稲は充分乾いていたのでした。今日で5月の中旬植えの稲も刈り取りが終了。明日からは5月末に植えた所を刈ります。完全無農薬有機栽培米「コシヒカリ」の刈り取りも近づいてきました。


画像は今日稲刈りを終えたばかりの田んぼ。雨上がりで小谷山もなんだか美しい気がする。