朝、目が覚めたら雨は上がっていたが、水たまりがけっこう大きく夜の間にしっかり降った気配。雨は14時ぐらいから降ります。と天気予報アプリが言っているので、それならそれまで稲刈りできるかも、と田んぼを観に行ったが、稲がダワダワとしているところは乾いていないので稲刈りは無理だし、スッと立っている稲も土を観ると水が溜まっていたので、ここで無理をしても仕方がないので、今日は稲刈りはあきらめる。
午後、事務仕事をする予定だったが、押井守『誰も語らなかったジブリを語ろう 増補版』(東京ニュース通信社)が届いたので、読みはじめたら一気に読んでしまった。うーむ。なんだかなぁ。押井守というアニメーションの監督の作品を観たことがなかったのに、ポチッとしてしまったのが、いけなかった(笑)。確かにあまりおおっぴらにジブリの作品群のことを批判的に書いたり、しゃべったりする人はあまりいませんからね。特に宮崎駿と高畑勲とその作品については。
どんな批判なんだろう、と思ったけど、どうということはないような気がする(笑)。高畑勲はもう故人だけれど、高畑勲も宮崎駿も、この文章を読んでもあまり気にしないんじゃないかな、不機嫌にはなっても。そりゃ、ストーリー展開に矛盾や説明不足はあるかもしれないが、そんなの映画なら普通にあることだし、2時間ほどの映画に仕上げるんだから、すべてを説明しつくすなんてできないし、そんなことをする必要もないのでは?
あとジブリの鈴木敏夫プロデューサーのこともけっこう出てくるのだが、僕はどうも鈴木敏夫さんの風貌にも文章にもなじめなくている。敏腕プロデューサーなのは間違いないのだろうけど。ポチッとしてしまったのは、この表紙というかカバーのイラストにやられたのかもしれない。同じ守でも細田守はジブリのことをどう思っているんだろうな。
さらに送られてきた『現代農業 10月号』(農文協)は特集が「みんなで考えた 有機農業ってなに? 地力アップ編」ということらしい。さっきチラッと見てみたが、農家の意見がいくつか載っていてそれが一番おもしろかったですな。ええ、有機農業に取り組んでおられる農家は、みなさんアツイですから(笑)。
それからこれは8月28日の日本農業新聞のコラム記事。確かに僕も食事に関して栄養のことを考えるという意識が若い人には少なくなってきてるのではないかな、って思っていました。若い人って書きましたが、ええ、うちの子どもたちのことですけどね。
僕が小学生のころは、今日の給食の献立が黒板に書かれていて(あれは誰が書いていたんだろう?担任の先生かな?給食当番?)、食材が色分けされて書かれていました。赤はたんぱく質関係の食材、緑はビタミンや繊維質なんかの野菜関係、黄色は炭水化物のご飯やパンと分類されていました。小学校でたんぱく質だの炭水化物って習った覚えはないですが、でもあの給食の黒板のおかげでたんぱく質だとか炭水化物って言葉も意味もなんとなく自然に覚えました。
このコラムの冒頭にもある「自分の食べたもので体がつくられる」ということは、解剖学の養老孟司先生も何度も書いておられますね。栄養のことを意識しなくなる、というのは生活が裕福になったからでしょうけれど、新鮮な食材でおいしく料理して楽しく食べる、というのはいつの時代でも大切なことでありますね。