現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「こなし」と草刈りとツマグロヒョウモンとカッコウ


 朝ご飯も食べず、朝飯前の仕事で、有機栽培「コシヒカリ」の圃場の「こなし」に出る。朝の仕事は気持ちいい。11時前に長男と交代する。
 さすがに腹が減る(笑)。
 午後は畦畔の草刈りに。
 今日は終日、わりと強めの冷たい風が吹いて、晴れていたけれど、草刈りをしていても汗もかかず。
 昨日、投げ込み式の除草剤をアンダースローで田んぼにたくさん投げ込んだので、昨夜は右の肩から肩甲骨右の腰辺りまでがギクシャクしていたのだが、今日はまぎれもなく筋肉痛。やれやれ。

 昼過ぎに隣の郵便局の駐車場の草刈りをしていたら、あまり見慣れない蝶が飛んできた。タテハチョウの仲間だとはすぐにわかったけど・・・。ツマグロヒョウモンの♀でした。最近見かけるようになったという噂の蝶ですな。Webの図鑑によると「もともと南方系のチョウだが、幼虫がパンジーなどスミレ類を広く食べることから園芸植物にまぎれて広がった。」とのこと。子どもの頃には見たことがない蝶ですな。私が昆虫図鑑の第一に押している詩人三木卓の『フィールドガイド11 日本の昆虫』によると♀のツマグロヒョウモンは南西諸島にいるカバマダラの擬態ではないかということでした。カバマダラは毒性があるので鳥に敬遠されるということでした。なるほど。
 たぶん羽化したばかり。傷一つないとてもきれいな羽ですな。
 簡単に捕まえられそうなので、手を伸ばしていたら奥さんが「もう捕まえて見せてやる子どもがいるわけでもないのに、・・・」などと言うので捕まえることは断念。スマホで写真やビデオ撮影だけにしました。すると奥さんがさらに「朝からカッコウが鳴いてる。」とおっしゃる。実はツマグロヒョウモンを撮りながらカッコウの鳴き声に僕も気がついていたのだが、・・・。「時計の音じゃないの?」というと「うちにはカッコウと鳴く時計はないで。」と笑われる。うちにはそういえば結婚の記念に鳩時計をいただいたのだが、パポッ、パポッ、パポッ、パポッ、とよく鳴いていたのを思い出したのでした。残念ながらもう壊れてしまって今は鳴かず動かずの時計になっていますが。
 奥さんによると今日は朝からカッコウがずっと鳴いているそうです。そういえば去年も堤防の林で聞いたような気がしてきた。でも今日はうちの家のすぐ近くでずっと鳴いているそうです。まさかお隣が大きなカッコウ時計を買われたとか(笑)?