現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

日の出と有機栽培「コシヒカリ」の田植えと加古隆と赤ん坊の笑い声



 早起きして田んぼに。ふっと気がついたら日の出の瞬間でした。むふふふ。いいもんですな、日の出。日の出の勢い、といいますが、太陽の動き、というか地球の自転が実感されますね。地球の自転の速いこと!朝日将軍といえば源義仲ですな。なるほど。
 というわけで、今日は終日、有機栽培の「コシヒカリ」の田植え。いつもは50株/坪で植えていますが、今日は60株/坪で植えてみました。うーむ。明日は70株/坪で植えてみましょう(笑)。なんでかって?中耕除草機を入れると植えてある苗を踏んでしまったりするので、ま、先にたくさん植えておこう、という作戦です(笑)。なかなか切ない作戦ですな。
 でも今年の苗はホントにどれもいい苗になったので、植えやすいです。ま、有機の苗はやはり肥料分が少ないので、ちと短いですが、ノープロブレム。活着もいいですよ。うちの有機栽培もだんだん無肥料化してきています。元気に育って、おいしいお米になってね。私も頑張るので、あーたもね。

 そうそう。昨日このブログで、『マル農の人』で金井真紀さんと道法正徳さんのことを書いたのだが、あの本には道法正徳さんに影響を受けて農業をしている人も何人か紹介されていて、この人たちがまたおもしろいのです。果樹だけでなくて、水稲にも、おもしろい人はたくさんいるはずなんだけどな。たぶん農業者人口の割合でいうと水稲の人がたくさんなので、おもしろい人が目立たないのかな。まあ、あるいはおもしろい人ばかりで、本で紹介するまでもないのかも(笑)。ええ、百姓は比較的自由なので(あ、自由でいようと思えば、ということですけど。)普通の給料取りと比べると、変わった人、おもしろい人は多いような気がします(笑)。

 そういえば、今日、ラジオで作曲家の加古隆のインタビューが流れてきた。いや、田植えでインタビューそのものは、ほとんど聴けなかったのだが、加古隆といえば『映像の世紀』のテーマ曲の「パリは燃えているか」が忘れられないんですよね。なんだか不安感というか、悲壮感を煽られて心が揺れるのですよね。先日観た映画の『散り椿』も加古隆でしたな。というかいろんなところで登場しておられますな。YouTubeにもいろいろありましたが、長いけど自分用のメモもかねてこれにしました。


 だいたい地球上のどこかでいつも紛争は起こっていて、泣いたり苦しんだりしている人も多いのですが、赤ん坊の笑い声ほど平和の大切さを感じさせてくれるものはないですね。地球上に穏やかな夜と希望に満ちた朝がおとずれますように。眠れぬ赤ん坊も早く眠れますように。