現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

草刈りと雷雨突風と『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』と田螺

 朝のうちは梅雨明けかというような青空と雲。でも午後は黒い雲が流れてきて竜巻注意報が4回くらい出る激しい雨と雷と突風。ほんとに雨が激しかったのは15分くらいでしたけど、家の裏の川は瞬く間に水位が上がり道路にあふれ出る寸前でしたし、道路の反対側の雨水の排水路からは泥水が吹き上がっていて、道路は冠水。泥水の水しぶきをあげてクルマが走っていくし、道路の100メートルほど下では10センチ以上も冠水している模様。女の人の運転する軽自動車などはその様子を見て迂回していく人もありました。お隣の郵便局の局長さんやお寺のゴエンさんなども私と同じように様子を見に外に出てこられました。でもそれも20分ほどで道路の水は引いていきました。

 午前中は朝ご飯も食べずにバナナ一本で畦畔の草刈りに出る。猛烈に暑い。大汗をかく。12時すぎまで頑張って帰ってシャワーを浴びたが、両足、両腕などなど、身体のあちこちが痙攣し、攣る。すぐにエアコンの風に当たって、身体の表面が冷えたのがいけなかったのかもしれない。まあ、水分不足、ミネラル不足になっているのでしょう。
 このあと雷雨になったので、窓を閉めに立ち上がって歩いていこうとしましたが、足も手も、ちょっと力を入れると攣りまくり。やれやれ。
 どうしようもないので、経口補水液やポカリスェットなんかを買ってきて飲む。飲む。

 スティーヴン・スピルバーグ監督『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002)を観る。主演はレオナルド・ディカプリオトム・ハンクスクリストファー・ウォーケン。天才詐欺師の話。どこまでが実話なのかわからないが、もちろん楽しめました。おもしろかったけど、期待したほどではなかったです(笑)。って昨日に続きスピルバーグにはキビシイかも(笑)。
 でも最初のオープニングのアニメーションとか、すごくカッコいいですな。どこかで同じようなのを見た覚えもありますが。

 そういえば。彼女が10代の時から知っていて、今は辻井農園のお客様でもあるご婦人からメッセージが届いていました。
 「・・・。それと教えて欲しいことがあります。変な始まりの訳の分からない本はなんていう題名でしたか?・・・」
 「それだけでは何の本か、わかりません(笑)。変な始まり?わけのわからない本?せめてどういう内容だととか、作者名だとか、いつごろの本だとか、情報がないと見当がつきません。」
 「なにかの時に教えていただいた小説です。牢屋の暗闇に入ってた男の話でしたっけ?思い出せなくて。思い出してください。」
 「あ、夢野久作ドグラ・マグラ』かな?。もしそうなら気狂わんように(笑)夢野久作はおもしろいです。でも『ドグラ・マグラ』は長編なので、先に他の短めの作品を読んでからの方がいいかも。たしか青空文庫でたくさん読めたはず。」
 「それですそれ!スッキリ!」
 うーむ。思い出せて良かった。それにしてもなぜ急に夢野久作なのか、『ドグラ・マグラ』なのか、突然でわからないが・・・。今の世情ではあまり夢野久作の小説は受け入れられそうにない気もしますが、特に女性には。ファンタジーというかフィクションなので、そうでもないのかな(笑)。


 ↓「龍天に昇る」は春の季語なんですが・・・。
内田百閒の句。昨日『文豪と俳句』で見つけて忘れられないので。
うまいなぁ。田んぼに残された田螺が効いてるなぁ。好き。
ええ、私が田螺というわけではないのですが(笑)。