現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

敬老の日も有機「コシヒカリ」の稲刈りをしますぜ。


有機栽培「コシヒカリ」の稲刈り。
2枚の田んぼの稲刈りですが、最初の圃場は例年通りヒエがたくさん生えてしまいました。後半の圃場はすぐ隣の圃場ですが、ヒエは抑えられましたが、株元にはコナギがいっぱい。ずいぶんと肥料分を吸われてしまい(もともと肥料は余り入れていないのですが)、ま、見ればわかりますが,収量は相変わらず少なめです。いやはや。

 有機の「コシヒカリ」の稲刈りが続いています。
 いつも孫の写真や動画を送ってきてくれている長女に長男の操縦するコンバインの動画を送ったら、孫が大変気に入って、コンバインの動画ばかり観ている、というので、ジイジの私としては大変うれしくなってしまい、孫に見せようとコンバインの動画ばかり撮影してしまっている。今度こっちに来た時には、コンバインやトラクタにのせてやる約束をしたが、いつやって来るのかはわからない(笑)。長女はトラクタはともかくコンバインは「はしかい」んやろ?と言ってきた。もちろん稲刈りなので、ちょっと「はしかい」です。
 「はしかい」はこのあたりの方言かとおもって、辞書を引いてみたら、ちゃんと載っていた「はしか・い(形)《文ク はしか・し》〔「はしか(芒)」の形容詞化。中世・近世語〕 ちくちくと痛がゆい。こそばい。「―・い所をくらふたな」〈狂言・文蔵〉」なんと古くからある日本語やんか!堂々と使いたいぜ(笑)。
 でも、三歳の子どもははしかいのは嫌いだよな。大きくて力強い働いて動く機械は大好きらしい。子どもはみんな好きだよね。今はコンバインを操縦している長男も働くクルマや機械は大好きだったな。


↑籾摺りしてみたら、きれいな玄米になってくれてました。収量は少なかったけれど、ぷっくりとしたきれいな玄米です。むふふふ。


↑稲といっしょに大きく育ったクサネム。こいつが籾といっしょにコンバインの中に入ると、黒い粒のタネはどうも玄米と比重が近いのか、なかなか選別しにくいので、私がコンバインの前を歩いて抜いて回っています。長男も見つけ次第、コンバインの上から抜いたり取ったりしています。そういうことをしなくてはいけないので、有機栽培の稲刈りは手間と時間がかかりますな。

↓どうみても収量少なめだけど、見る人がみればすぐわかるわなぁ。まあ、だいたい例年並といえば例年並(笑)。でもこの圃場はヒエが少なかったのできれいに見えます(笑)。





疲労困憊のオジジの顔。自撮りしてみた。目がうつろで濁っとるやないか。笑うしかない。


↑乾燥機用の灯油のドラム缶をのせるパレットを朝飯前に作ったぜ。ドラム缶もフォークリフトで滑車付きのパレットに乗せます。


↑さっそく玄米を精米してみました。ああ、新米の輝き!ってもうちょっときれいな写真を撮らないと(笑)。

 というわけで、敬老の日ですな。介護らしい介護も必要なく、なんとか元気に自分で動ける両親に感謝しつつ稲刈りをします。私もオジジになってきましたが、まだまだ敬われるほどの老いではないぜ。頑張るしかない(笑)。