現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ツバメが飛んでいることとソメイヨシノの蕾と畦畔の菜の花


 朝の散歩の時、家を出たときには伊吹山のずいぶん北の方が明るくなっていて、もうすぐ日の出だなぁと思って歩きはじめたのだが、太陽光を感じて振り返ったら、伊吹山の山頂の少し北側から太陽が出はじめていて、ダイヤモンド伊吹状態でした。そういえば、18日にもダイヤモンド伊吹の写真を上げているのだが、撮影場所が違うんですね。当然、このテの撮影は撮影場所に影響されますわね。今年は二回もダイヤモンド伊吹の撮影ができてありがたいです(笑)。


 気がつけば、ツバメがやってきている。もちろんiPhoneでは撮影できない。気がつけばソメイヨシノの蕾が少し赤くなってきている。大阪では今日開花宣言が出て、東京では満開なんだそうですな。



 風もあまりなく穏やかで暖かい一日。終日、田んぼに出て仕事をしたので、お風呂で鏡を見たらすこし日焼していた。


 うちの田んぼの畦畔にはときどき菜の花が咲くところがある。菜の花緑肥の無農薬有機栽培をしたときにタネがこぼれていたんだと思います。菜の花の場合、圃場で栽培した菜の花より、畦畔にこぼれたタネの菜の花の方がよく育つということがある。肥料分は少ないが、畦畔の方が水はけがいいからかな。困ったもんだなぁ(笑)。

土入れ作業と温湯消毒とコンバインのことと子母澤寛の「座頭市物語」


 午前中は苗箱への土入れ。
 お昼前に朝、見つけておいたちょうどいい具合のフキノトウを採ってくる。むふふふふ。田んぼの畦畔ではないので、農薬がかかっている心配はないし、まだ出てきたばかりで、葉っぱや茎が柔らかいのでありました。
 午後は種籾の温湯消毒。長男は残っていた三枚の田んぼ荒起しに出てくれる。残っていたのは秋起こしがしにくい田んぼだったからだが、ま、春になってもしにくい田んぼなのは変わりがない。つまり乾かない田んぼなのです。いくつか注意点を確認したが、ひとつ頷いて黙ってトラクタに乗っていったぜ。


 温湯消毒をしていたら、一度、ざっと雨が降って一瞬であがったが、夕方にまたザッと降りました。天気予報ではまったく雨のことは言ってなかったのに。


 あ、そうそう、作業所で土入れの準備をしていたら、農機センターのKさんが、今からちょっと行きます、と電話をかけてきて、すぐにやってきたんだなぁ。ええ、この段取りだと、だいたい用件の予想はつきますな。案の定、すぐにやってきたKさんの話は、先日動かなくなってしまったコンバインのことだった。どうもミッションに直結しているドライブシャフトが折れているんじゃないか、ということでした。うーむ。つらいぜ。1000時間ほど働いてくれているので、新しいのを買う時期なのだが。・・・。


 子母澤寛『ふところ手帖』(中公文庫)がAmazonから届く。さっそく『座頭市物語』を読みました。10ページほど。なるほどなぁ。世間一般的な座頭市のイメージとは少し違うかもしれません。やくざもので、もっとアウトロー感がありますね。でもスジは通すという。あと平手造酒はほとんど登場しません。でも座頭市の最初の映画の三隅研次監督『座頭市物語』は1962年の映画で、テレビシリーズの座頭市よりはこの原作に比較的近いかもしれませんね。『ふところ手帖』は1961年9月に中央公論新社から出ています。歴史随筆集ということですが、他の作品もとても面白そうな気配むんむんなので、枕頭本にして、ゆっくり読んでみようと思っています。


 フキノトウは湯がいて酢みそでいただきました。あははははは。苦いけど、爽やか。春が咽喉から鼻に抜けるぜ(笑)。「七本鎗」もなんだかすすむ。ちょっとだけ贅沢な心持ち(笑)

苗箱への土入れ作業と土地改良区の総代会と『元禄忠臣蔵』と『DEBUT AGAIN』


23日(土)
 今日も思いのほか風は冷たい。
 午前中は精米など。
 それから苗箱に土入れをする。今日から本格的に苗代の準備。最近は播種の時に空の苗箱に土を入れ散水して播種して覆土する、という流れになっていると思うのだが、うちはそれだけ長い播種機を設置する場所もないし、土の袋を吊るしておくことも出来ないので、あらかじめ苗箱に土だけはいれておくという風にしている。去年までは農協から土を運んでくるときも、軽トラに土をあけてもらって運んできて、また作業所に土をぶちゃける、ということをやっていたのだが、今年はフォークリフトで土の袋をそのまま運んでくるというやり方に変えました。軽トラの過積載を厳しく言われるようになったからですが、ま、これはこれでやり方としては悪くないですな。


 午後は土地改良区の総代会に出席する。たくさんの数字が読み上げられましたが、ま、数字には弱いのでなにがなんだかということですが、出席して聴いてないと不正があっても困りますしね(笑)。お互いに緊張感がないとね。


 総代会から帰ってきたら奥さんの実家のお父さんとお母さんが来てくださって、子供たちのお祝いやら餞別やら祭りということでお餅をいただく。ありがたいです。
 僕の両親もそうだがみんな歳を重ねてきて、健康で動けて他人に迷惑をかけることなく、畑仕事もしつつ好きな趣味も楽しみつつ、ピンピンコロリといきたいものですなぁ、という話で盛り上がっておりました。ええ、そうそうそんな死に方も出来る人は少ないと思うのですが、死因として老衰というのも贅沢で幸せなことになってきましたね。



24日(日)
 朝、目が覚めて、ちょっと驚く。雪で田んぼが少し白い。
 春のなごり雪
 でも10時にはほとんど消えてしまいました。
 午前中は精米など。
 お昼前から昨日の続きで苗箱に土入れ。午後もつづいて土入れ。
 土入れ作業をしながらラジオでセンバツやら大相撲のラジオ中継を聞く。


25日(月)
 朝のうちは精米など。それから子供たちのアッシーを二つ務める。
 午後は苗箱への土入れ。
 夕方お米の配達。



The 47 Ronin (1941)

 長い映画なのでここ数日かけてYouTubeで観た映画、溝口健二監督『元禄忠臣蔵』(1941)。ウィキによると
「情報局国民映画参加作品。前後篇の2部作で、昭和16年(1941年)12月1日に前篇、翌年2月11日に後篇が公開された。製作は松竹京都撮影所。当時の松竹と前進座のオールスターキャストで監督は溝口健二とされている。しかし太平洋戦争の開戦時であり、地味ではあるが、ワンシーン・ワンカットの実験的手法とともに40年後に再評価されて、1980年1月4日に松竹系で公開されている。モノクロ 219分。」
とあります。
 総監督は白井信太郎とあります。僕は溝口健二という映画監督のことがちょっと気になっているので、YouTubeのオススメにしたがって、観たのですが・・・。1941年ですからね。戦時中ですね。いきなり「護れ 興亜の 兵の家」なんてのが出てきます。前編と後編に別れているのですが、こういう忠臣蔵は初めて観ました。だって吉良邸討ち入りの場面がないんですよ!そんな忠臣蔵って、ある?で、浅野内匠頭吉良上野介に何故切りかかったのか、その理由も描かれていないんです。松の廊下からはじまりますが、全編、一滴の血も描かれていません。忠臣、義士はいいけれど、もう一つまとまりもスペクタクルもないんだなぁ。河原崎長十郎大石内蔵助をやっていますが、語弊があるかもしれませんが、どうもね、歌舞伎役者は映画にはあまりむいていないんだなぁ。いや、まあ端正な演技なんですが。



 どうしたんだ?と言われそうですが、先週から続々と大瀧詠一のcdがAmazonから送られてきている(笑)。これまでは昔カセットテープに入れてもらってもっていたアルバムで懐しい!というやつだったが、今回は新しいやつと持っていなかったもの。『DEBUT AGAIN』(2016)は大瀧詠一がさまざまなアーティストへの提供曲を自ら歌ったアルバム。セルフカバーというやつですな。さらに初回限定版というわけでもなさそうなのだが、ボーナストラックが4曲も入っているぜ。亡くなってから発見された録音もあって、なるほど。なるほど。と聴いている。この人はやはり歌がうまいですな。力まない歌唱で曲になじみますな。『大瀧詠一』(1972)は、いつもカセットに入れてくれていたO君も持っていなかったのか、聴いたことがなかったというか、ラジオでちょっと流れていたのは覚えているのだが・・・。ええ、まだこれから聴きます。楽しみ。むふふふ。


 「七本鎗」という木之本の日本酒をいただいたので、なにかないかな?と冷蔵庫を開けてみたら、奈良漬けを見つける。お土産で買ってきたのかな?いただき物かな?きちんと包装された奈良漬け。開封していただきました。しっかりと漬っていますなぁ。甘すぎず非の打ち所のない奈良漬けでした。いいなぁ、「七本鎗」がしゅるしゅると飲めます(笑)。


 このところ、土入れ作業で肉体労働が再開されたので、夜の睡魔が半端なく、風呂上がりにパジャマに着替えてテレビ見ながらうつらうつらしてしまうこと多し。ま、でも父と母と長男との共同作業で、ラジオが流れていて、ま、31年の苗代の準備の作業も順調に快調にはじまりました(笑)。


 日本農業新聞のコラム。八・九のリズムの俳句だが。いいなぁ。「土地が貧しければ、教育に力を入れ、身を立てる以外にない。」が身にしみるが、本当のところは、土地が肥えていようが、貧しかろうが、教育に力を入れる以外にないのです。ええ、いや学校教育だけが教育ではないということも含めて。教え育み、学び育まれるということ以外に本当のところ立身はありませんわな。

コンバインが動かなくなったことと『Niagara Triangle』

 今日は午後になってからどんどん寒く感じるようになってきました。風が冷たくなったし。


 昨秋の稲刈りは台風やら長雨やらがあって、何かと大変だったのだが、コンバインもクローラーの調子が悪く、なかなかうまく曲がれない状態になっていたのだ。稲刈りももう少しだったので、そのままだましだまし使って、なんとか刈り終えることが出来ました。そうして田んぼでざっと掃除をして車庫までヒヤヒヤしながら運転してきたのでありました。で、今日の午後にコンバインをやっと修理にだそうとしてエンジンをかけ動かしたのだが、これが、車庫から出したものの左に曲がることが出来なくなって、今度はうまく前進や後進も出来なくなってしまった。いやはや。さて。


 いただきものの「梅びしお」これはすごいわ。初めて舐めてみたけど、ご飯が何杯でも食べられます。梅びしおは梅醤と書くンですね。レシピもネットにたくさん上がってますな。


 今日はテレビはイチロー三昧でしたな。バラエティ番組のイチローへのコメントをゆっくり聴いているほどヒマではないのだ。もっとプレーを観せてほしい。プレーの解説をしてほしい。
 イチロー国民栄誉賞を、という話がさっそく出ているらしい。まあ、それはそうだろうなぁ。彼は二度、断っているらしいのだが、引退したから今度は受けるのかな。日本のプロ野球を出てメジャーリーグで活躍し、プロ野球の監督には絶対にならない、というイチローに今の国民栄誉賞は似合わないような気がする。今の国民栄誉賞は。


 大相撲。今日は遠藤が勝ったらしい。今場所前頭筆頭に上がっている遠藤は前半から上位陣とあたって連敗して5勝8敗と負け越している。昨日今日と相撲はいい相撲だったようですが。宇良は今場所も休場。早く治して出てきて欲しいが。今はまあ我慢ですな。滋賀県出身鳰の湖(東幕下二十九枚目)は3勝4敗。うーむ。こちらも負け越し。幕下の相撲はテレビでも中継されないし、どんな相撲の取り口だったのかなぁ。なんとか早く十両まで上がってきて欲しいが。


 今日の中日新聞の滋賀版に「滋賀を満喫、トレラン整備構想 琵琶湖眺め比叡山、伊吹山」という記事が載っていた。以前にも一度紹介したのだが、少しずつすすんでいるようですね。整備はしかし大変だろうなぁ。でも僕はとても興味があるので、注目しています。


 Amazonから『Niagara Triangle』の Vol.1とVol.2が届く。どうもこのところ大瀧詠一づいている。Vol.1は1976年のアルバムだし、Vol.2は1982年のアルバム。なつかしいなぁ、これもカセットテープに入れてもらったのでした。高校生の時はぜんぜん聴いていなかったんだが。

春分の日の雨と桜の蕾とイチローと『座頭市物語』


 春分の日
 今朝は目が覚めたときから雨。午前中は降ったり止んだりだったが、午後からは曇り空。
 昨日、桜の開花のニュースがあったので、桜の蕾を観てみる。ま、このあたりはまだまだ先でしょうかね。
 でも散歩道の脇に蕗の薹が咲いていたので、寄り道をしてうちの田んぼの畦畔まで観にいってみたら、いくつかすでに咲いていました。うーむ、ちょっと観にいくのが遅かったかな。「ふきみそ」は大好きなのだが・・・。やはり今年は少し春が早いですな。


 お昼にいとこがお米を買いにきてくれる。いろんなアレコレで一緒に遊んだ記憶もないいとこなんですが、やっぱりおいしいお米だとたべていただいて、うれしいです。


 作業所の整理整頓があれこれすすめることが出来て、これで苗箱に土を入れることが出来そうです。またそろそろ種籾を温湯消毒して浸種することも考えなくては。


 昨日今日と東京ドームで行われたアスレチックスとマリナーズの開幕戦と第二戦の中継を観る。それから試合後の記者会見も。久しぶりにみるイチロー選手は少し線が細く見えたが、カッコよかったですな。長男も次男も野球が好きになったのは、イチローがいたからというところもあると思います。僕もイチローのおかげで何度もおいしいビールを飲ませてもらったような気がしています。ありがとう。


 三隅研次監督『座頭市物語』(1962)をYouTubeで観る。YouTubeにオススメされてしまった。なんで僕が座頭市のことは気になっていることをYouTubeは知っているのだろう。誰にも話したことはないはずなんだが・・・。恐れ入る、というか、オソロシイことですわな。
 僕は座頭市はテレビの時代劇で放送されていたのも知っていたが、一度も観たことはなかった。映画もシリーズ化されて人気なのも知っていたけど、もちろん観たことはないです。「おめーさん方はなにかい、やろーってのかい?」って、座頭市のセリフはなんとなく知っているのだが。
 そんなわけで、今回、初めて座頭市を観たのでありました。うーむ、なるほど。1962年の映画ですからね。これがシリーズになるらしい第一作だそうです。おもしろかったです。楽しめました。でも、なんですな、時代劇の基本中の基本という展開の脚本ですな。というか時代劇も、西部劇も、基本は同じです。ええ、西部劇のマネをしたんでしょうな。ええ、それでいいんですけど。
 座頭市は、ええ、勝新、なるほど、かっこいいですな。平手造酒(ひらてみき)が登場するのですが、いや、講談とか浪曲で登場する人物ですし、実在の人物だったらしいということですけど、どうなんですかね、剣の腕前は凄いのに、胸の病(労咳)で身を持ち崩すということですが、本当のところはよくわかりませんね。この平手造酒をやっているのが天知茂なんです。ええ、気がつきませんでした。誰だろう?とは思っていたのですが。天知茂といえば『非情のライセンス』という感じなんですけどね。なるほどねぇ、若いときはいよいよ男前ですなぁ。座頭市に好意を寄せるおたねさんは万里昌代という女優さんなんですな。しかし白塗りの化粧ですから、べっぴんさんであることはわかりますが、本当の顔はよくわかりませんね。
というわけで、今さらながら、座頭市、初めて観ました。おもしろかったです。

best swordsman of all time

種籾の受取とタイヤ交換の失敗と『ザ・コンサルタント』



19日(火)
 午前中は「みどり豊」の種籾を受け取りに東近江市の「あぐりきっず」さんへドライブ。帰りに「あいとうエコプラザ菜の花館」に寄って、菜の花の栽培についてお話を少し聴きたかったのだが、運悪く火曜日は休館日なんだそうです。ちょうどノルウェーからのお客さんがたくさん来て研修されていました。なにも調べずにちょっと寄ってみようと思ったので仕方がない。


20日(水)
 先日のタイヤ交換は4台で、あと奥さんのクルマだけが残っていたので、朝、奥さんの出勤前にクルマのタイヤ交換をする。ところが、ほんとに最後のナットをはずすところで、どうにもナットがはずれない、というかエアインパクトでも回らない。仕方がないのでソケットレンチをセットして体重をかけて回そうとしたら、ボルトが折れてしまった。いやはや。
 どうも修理工場の話では、ノーマルタイヤのホイルのナットとスタッドレスタイヤのホイルのナットが違うのだが、それをすっかり忘れていたので、ナットが間違っていたためにどうも強く締め過ぎていたのではないか、ということでした。長女のクルマはそのようにしていたのだが、奥さんのクルマもそうだったのか・・・。やれやれ。いやんなっちゃうよ。


 午前中は作業所の整理。お昼に農協に書類を提出しに行き、午後も作業所の整理。夕方、お米の配達。


 今日は風も穏やかで、よく晴れて気温も上がりました。ありがたいなぁ。明日は雨だそうですが。
田んぼの中にある池の回りに植えられている柳が芽吹いてきました。花ももうすぐ咲きそうです。そうして畦畔には土筆がいっぱい。ニュースでは桜の開花も伝えていましたが、いよいよ春本番という感じになってきました。


 ギャヴィン・オコナー監督『ザ・コンサルタント』(2016)をiTunesで観る。いやー、おもしろかった〜!原題は『The Accountant』ですから、これなら会計士ですね、公認会計士
 コンサルタントというと企業の経営や管理などについて指導や助言をする人という感じですね。僕はこういう分野が大変苦手で経済とか経営用語というのがほとんどわからないのだが、百姓はなんとかやっていけています。あ、でも農家でも自分の家の経営状態がわからなくては税金も納められませんから、青色申告をするために複式簿記だけは本を読んで少しだけ勉強しました。なんとか仕訳だけはすこし出来るようになりましたが、たぶん根本の理屈はあまり分かっていないかもしれません。
 この映画の主人公は原題通り会計士なんです。なんでコンサルタントなんてタイトルにしたんだろう。コンサルタントなんかじゃないんだけど。あ、いやこの映画を観たからといって、会計のことがわかるわけではまったくないんですけどね。
 主人公はベン・アフレックがやっています。高機能自閉症を抱える会計士なんですけど、いやー、だんだんいよいよカッコよくなっていきますな。

精米とタイヤ交換とダイヤモンド伊吹と「そして人生は一回」



 午前中は精米と昨日の用排水路の掃除の時に出たゴミの始末など。
 午後は農産普及課のNさんと有機JAS認証についてや除草機の話をすこしする。
 それからクルマ4台のタイヤをスタッドレスからノーマルに交換する。
 夕方、いつものお客様がお米を買いに来ていただく。ちょうど食べ盛りのお子さんがおられるので、どんどん減ってしまうんです。ということでしたが、ありがたいです。


 いつものように犬と朝の散歩に出たのだが、ふっと気がつくと伊吹山の山頂付近からちょうど太陽が出てくるところでした。ダイヤモンド伊吹というわけですな。もう30秒ほど気がつくのが早ければ、最初のキラッという光の、もっと決定的なところが見られたと思いますけれど。ほんの少し気がつくのが遅れてしまいました。びっしりと霜の降りた寒い朝です。その分、日中はおだやかな晴れの一日でしたけれど。


 今日はテレビのニュースでも、ゲノム編集食品のニュースをやっていますね。国へ届ければ販売してよい、ということですが、なんだか知らないうちに、ゲノム編集食品を食べさせられているということにならないか、ちょっと不安でもありますね。


 スギ花粉の飛散はもうピークを過ぎたということらしいですが、このところ花粉症の薬のテレビのコマーシャルが流れていますね。「花粉は昼に舞うだけでなく夕方にも舞い降りるもの。」「つまり、ピークは2回!」「そして人生は一回」というやつ。夏木マリの「そして人生は一回」に最初笑ってしまったが、だんだんしみじみとするようになってしまったのでした(笑)。


 リンダ・ロンシュタット「ooh baby baby」を歌ったのは、何年だったか、僕が高校生ぐらいだと思います。70年代後半ですな。デヴィッド・サンボーンのサックスも印象的。スモーキー・ロビンソン&ミラクルズのもいいけれど、これもいいです。深夜のFM放送から聞こえてきたときには、ちょっとゾクッとしたのを覚えています。

Linda Ronstadt "Ooh Baby Baby"



 あ、そういえば忘れていたが、日本農業新聞には毎日俳句か短歌かどちらかが載っていて、俳句は宮坂静生さんが、短歌は大辻隆弘さんが解説をつけておられます。それが4000回になった記念にお二人の対談が載っていましたが、同時にお二人が選ばれた特選3句、特選3首がありました。いいと思うのもあれば、そうでもないと思うものもありますが、毎朝、俳句でも短歌でも、そういうものにちょっと触れてみるのも、悪くないものですね。