現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

春分の日の雨と桜の蕾とイチローと『座頭市物語』


 春分の日
 今朝は目が覚めたときから雨。午前中は降ったり止んだりだったが、午後からは曇り空。
 昨日、桜の開花のニュースがあったので、桜の蕾を観てみる。ま、このあたりはまだまだ先でしょうかね。
 でも散歩道の脇に蕗の薹が咲いていたので、寄り道をしてうちの田んぼの畦畔まで観にいってみたら、いくつかすでに咲いていました。うーむ、ちょっと観にいくのが遅かったかな。「ふきみそ」は大好きなのだが・・・。やはり今年は少し春が早いですな。


 お昼にいとこがお米を買いにきてくれる。いろんなアレコレで一緒に遊んだ記憶もないいとこなんですが、やっぱりおいしいお米だとたべていただいて、うれしいです。


 作業所の整理整頓があれこれすすめることが出来て、これで苗箱に土を入れることが出来そうです。またそろそろ種籾を温湯消毒して浸種することも考えなくては。


 昨日今日と東京ドームで行われたアスレチックスとマリナーズの開幕戦と第二戦の中継を観る。それから試合後の記者会見も。久しぶりにみるイチロー選手は少し線が細く見えたが、カッコよかったですな。長男も次男も野球が好きになったのは、イチローがいたからというところもあると思います。僕もイチローのおかげで何度もおいしいビールを飲ませてもらったような気がしています。ありがとう。


 三隅研次監督『座頭市物語』(1962)をYouTubeで観る。YouTubeにオススメされてしまった。なんで僕が座頭市のことは気になっていることをYouTubeは知っているのだろう。誰にも話したことはないはずなんだが・・・。恐れ入る、というか、オソロシイことですわな。
 僕は座頭市はテレビの時代劇で放送されていたのも知っていたが、一度も観たことはなかった。映画もシリーズ化されて人気なのも知っていたけど、もちろん観たことはないです。「おめーさん方はなにかい、やろーってのかい?」って、座頭市のセリフはなんとなく知っているのだが。
 そんなわけで、今回、初めて座頭市を観たのでありました。うーむ、なるほど。1962年の映画ですからね。これがシリーズになるらしい第一作だそうです。おもしろかったです。楽しめました。でも、なんですな、時代劇の基本中の基本という展開の脚本ですな。というか時代劇も、西部劇も、基本は同じです。ええ、西部劇のマネをしたんでしょうな。ええ、それでいいんですけど。
 座頭市は、ええ、勝新、なるほど、かっこいいですな。平手造酒(ひらてみき)が登場するのですが、いや、講談とか浪曲で登場する人物ですし、実在の人物だったらしいということですけど、どうなんですかね、剣の腕前は凄いのに、胸の病(労咳)で身を持ち崩すということですが、本当のところはよくわかりませんね。この平手造酒をやっているのが天知茂なんです。ええ、気がつきませんでした。誰だろう?とは思っていたのですが。天知茂といえば『非情のライセンス』という感じなんですけどね。なるほどねぇ、若いときはいよいよ男前ですなぁ。座頭市に好意を寄せるおたねさんは万里昌代という女優さんなんですな。しかし白塗りの化粧ですから、べっぴんさんであることはわかりますが、本当の顔はよくわかりませんね。
というわけで、今さらながら、座頭市、初めて観ました。おもしろかったです。

best swordsman of all time