現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

司法書士さんと話したり長浜の盆梅展にいったこと



 午前中に司法書士さんとちょっと話をする。
 長浜の盆梅展は1月9日から3月10日まで。うん?もう十日もない!ことに気がついて、慶雲館に行ってみる。夏井いつき先生の句会ライブに参加したので、盆梅展と抹茶の招待券があるのです。今のうちに行っておかねば。ということで行ってきました。考えてみれば盆梅展は二ヶ月間ほど開かれていて、早咲きから遅咲きまで順次鉢を入れ替えながら展示していただいていますが、いつもたいてい期間の終わり間際に観に行っているので、いつも遅咲きの梅の鉢なんだなぁ。それはそれでいいんだけれど。遅咲きの梅もまだ蕾のもありますしね。

 寂聴さんの書も堀口大学の書もりっぱで美しいですなぁ。なかなかこういうの書けるものではないんですよね。たぶん書き慣れてはおられたんだと思いますけれど。変体仮名のことを知っていないとこういうのも読めないんですけれど、「に」は「仁」からきているんですけれど、ときどき「爾 」「尓」が使われたりしますね。堀口大学の書でも「尓」が使われています。寂聴さんの書の「の」は「能」の「の」が使われています。普通は「乃」ですけどね。と、知ったかぶって書いていますが、もうそのまんま知ったかぶりですので、そこんところヨロシク。

 慶雲館に入るとすっと梅の香を感じます。なぜだかわかりませんが、スッと背が伸びるような気がするから不思議(笑)。
 ぐるりと梅を眺めて、三句投句しようとしましたが、これが、あーた、浮かんできまへんのや。いつものことですが。どうもあやしい関西弁の句しか浮かんでこないのが、我ながら笑える。もちろん滋賀県長浜市も関西文化圏ですから、大きな意味で関西弁ですけれど、滋賀県の湖北は要するに関西の辺境ですからね。ま、じゃ、中心はどこかというと、京都と大阪という綱引きもありますしね。関西弁といってもいろいろあるわけですな。神戸は神戸で主張なさりますしね。確かに神戸と大阪ではちと違いますし。ま、そんなこんなで関西弁の句しか浮かんでこないという状態でした。ええ、いや、このままあやしい関西弁の俳人になってしまえば、それなりに楽なんでしょうけれど、ま、それはそれで抵抗があるのでした。上方落語と同じように上方俳句とは行かない気がします(笑)。
 ええ、でも似非関西弁俳句になってしまいました(笑)。

 外へ出ると去年投句して入選した私の句と香珠さんの句が並んで看板に紹介されていました。ま、格調がずいぶん違いますけどね。ありがたいことでした。