現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ネット注文した本やCDで一年を振り返ることと油揚げと「訪ねてきよし」

3日(木) 
 桃の節句 上巳ということですが、旧暦では如月朔日です。
 決算書づくりでカードで買い物をした分のあれこれを拾い上げる。本やDVDなどの名前を拾っているとそのときどきの自分の興味の移り変わりも感じられる。ま、農業関係のものでないと経費にはならないらしいんですけどね。カードの明細をみても金額はわかっても書名等はあがってこないので、購入日のメールを確認して書名等を引っ張り出してくるのだが、なかなか手間がかかります。でもまあ何を買ったのかはっきりわかるのは一年を振り返ることができるので、それなりにおもしろかったりする。何を買ったのか、いつ買ったのか、すぐ忘れてしまいますね。一冊の本。一枚のレコードやCD。それらの自分の中での価値がどんどん下がってきているのかなぁ。鈍感になってきているということなんだろうな。

4日(金)
 ぼちぼちと事務仕事。
 戦争犯罪人ってどういう時にどういう人に使うのか知らないんだけど、戦争をおこしたら戦争犯罪人になるのかな?戦争に負けたら負けたほうが勝ったほうに裁かれて戦争犯罪人になるのかな?よくわからない。でも核ミサイルを使うなんてのはもちろんだけど、原発を攻撃するなんてことはやめてね。ほんとうに。どうかしてるぜ。

このところ「油揚げ野郎」になってしまっている。先日、柳亭市馬さんの「猫の災難」を聴いていたら、まあ、なにか酒のアテとして、ちょっとしたウマイものがほしくなる。もちろん落語に出てくるような鯛を三枚に下ろして片身を刺し身で、もう片身は焼き物にして、あと頭やアラを煮込もうよ、なんて贅沢はできません。まあ、あたしとしてはなにか漬物か豆腐かウルメイワシがあれば、なんの文句もないのですが、ええ、豆腐の横で油揚げが売られていますな。油揚げはみそ汁の具としていただくことはあるのですが、なにか油揚げを買ってきて酒のアテにしようなんて、考えたこともなかったのですが。ネットで「油揚げ レシピ」で検索すると、ずらずらと出てきますね。でも、なんだな、ちょっと違うんだなぁ(笑)。酒飲みはそんな手の込んだことはしたくないし、できないので、食べやすいサイズに切って、フライパンでササッと焼くだけ、で、そのアツアツを皿に上げて、かつお節をかけて、醤油をさっとかけ回す、という実にシンプルだけれど、すぐできて、熱くてウマイ、という。舌が洗われて、酒がグビッといけるんですな。あー、シアワセ(笑)。そんなこんなでこのところ油揚げばかり焼酎とビールのアテにしております。あーた油揚げといっても、昔ながらのフワフワの軽い奴もあれば、厚揚げとはいきませんが、ちょっと厚みと重みのある京風の大判の油揚げもあったりします。
あんたはトンビか?いやキツネか?と自分でツッコミを入れつつビールを呑んだりしていますが、つくづく安くつくなぁ、としみじみ笑えてくるのでありました。
 今日は一番下の娘の学校の卒業式。これで子どもたちも全員学校を出て社会人になってくれます。うれしくまたありがたいことです。まっ、みんなそれぞれ頑張ってほしいです。

 ええ、京風油揚げというのが、よくわからないかもしれませんが、ええ、京風といわれただけで、田舎者の私などはクラクラときて、ちょっとお上品に遊ばしてもらいまひょか、てな具合になってしまうのですな。昔、若い頃、京美人に「今度、こっちへ訪ねてきよし。」と言われた時には、ほんとにクラクラとしてウッとなったものでした。あーた、おんなじ関西人でも「訪ねてきよし。」はなかなか使えまへんで、ほんまに(笑)。田舎もんの私はええ、京美人を訪ねることはなかったんですけどね。ええ、ほんまどっせ。そんなこんなで京風には、いささか弱いところもおますにゃわ。(「おますにゃわ」って、けっこうあやしい関西弁どすな。(笑)まあ、よろしおますけど。)