十月ですね。
このところ次女が音読詩集の暗唱を頑張っている。音読詩集のテキストを覚えて、校長先生やら教頭先生のところにいって暗唱するらしい。
次女の音読詩集には、まどみちお 谷川俊太郎 工藤直子 与田準一なんて名前のほか、僕の知らない詩人の名前もずらりとのっています。次女は覚えるたびに僕やじいちゃんに「きいてきいて!」と言いに来る。そんななかで僕が一番好きなのは、
こおろぎでんわ
みずかみかずよ
リ、リ、リーン
リ、リ、リーン
おつきさまにでんわです
リ、リ、リーン
リ、リ、リーン
すすきのうみにでんわです
リ、リ、リーン
リ、リ、リーン
めすこおろぎにでんわです
ひろげたはねは
ほかけぶね
めすこおろぎをのせるふね
つきよのうみに
ふなでです
リ、リ、リーン
リ、リ、リーン
でんわはよるじゅうかかります
というの。いや、静かで優しく深い秋の夜の世界が広がります。
それから今日はあちこち地主さんに年貢の米を納めてきました。