現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

マルチサポート散布と草刈りとゴム足袋ゴム脚半

ゴム脚半・ゴム足袋

今日は結局曇り空と晴れ間と交互にやってきたけど、晴れ間の方が多かったかな?
午前中は連休植えの田んぼにマルチサポートというミネラル肥料をやる。窒素成分は0なので、わりと気楽に動噴で散布。倒伏防止、食味向上、病気予防などの効果があるようです。ここのところこの時期にやるようにしているのですが、農協は根が元気になりますから是非、とおっしゃいます。


午後は畦畔の草刈り。昨日の夕方父が少ししてくれたようなのだが、気がつけば伸びてきています。これから畦畔の雑草との競争でもあるのです。この時期というかこれから畦畔に除草剤を散布されるところもあるのですが、できるだけ除草剤は使いたくないですし(なにより薬は高いです)、稲の緑が濃くなってきているこの時期に畦畔が茶色に枯れた草というのも実に美しくないので、草刈り機の刃を研ぎつつギュンギュン草を刈るのです。草刈りすると草の下にまた別の草がちゃんと生えて待っているようなものなのですが、畔の植生がどんどん変わっていって、ま、これはこれでおもしろいものです。(などと余裕をかましてられないほど雑草の生長はすごいのですけど。)


昨日の溝切りのイラストを見て、いったいこれは何を履いているのだ、と思われた方、このブログは日本語で書かれていますけど、全世界に公開されていますから66億人という現在の世界人口のうち、何人の方が思われたかは、定かではありませんが、そうなのです、これ、秘密兵器なのです。この時期の田んぼの秘密兵器。ゴム脚半とゴム足袋。うーむ。知りませんでした、いままで。母が農協で買ってきたようなのですが、この時期の田んぼを歩くのには楽なのだと。
中干ししていない田んぼはまだまだ泥ですけど、代かきをした時のようなパシャパシャの柔らかい泥ではありません。ある程度しまってきている泥です。普通長靴で歩くのですが、しまってきているので、どうしても足を取られる。長靴だといくらゴムバンドで長靴を締めても足が長靴の中で動くので疲れるんですな。それが先の割れて親指を独立させたゴム足袋だと足の裏も薄くて裸足で田んぼをいくところまではいかないけれども楽に歩けるのです。このゴム足袋は昔渓流上りをしていた時に履いた渓流足袋のように足の甲のところが透水性になっていて水が入ってくるのです。ぴたっと足に吸い付いて楽なのです。でもって、ズボンを汚さないようにゴムの脚半をつけます。これが膝の上まであるので、泥がつきにくくて具合がいいです。
昨今は一度も田んぼの中を歩くことなく、乗用の機械に乗るだけでお米がとれるようになっていますが、ま、この泥の時期、一回ぐらい田んぼの中を歩くのも悪くないです。田んぼの生き物もよくわかるし、泥の柔らかさも感じられるし、雑草が生えていないか確認も出来ますからね。(うーむ、余裕かまし過ぎかな?)ゴム素材だし、足に付けるのは長靴を履くようにスパスパとはいきませんが、泥の田んぼを歩くのにはゴム足袋とゴム脚半がいいですな。ああ、でもゴム脚半とか薄いゴムだし1シーズンしかもたないと母が言っておりました。


iPhoneの料金がでましたが、パケット定額にすると1万円弱位になるのでしょうか。現在はDoCoMoでパケットもほとんど使ってないし、一番安くすむように組んであるのだけど、倍以上になるわな。でもiPhone使うのならバケット定額でどんどん使いたいしな。いやはや。百姓には持っているだけの猫になんとか、になりかねないな。さてさて。