現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

緑肥のナタネとクサフジの播種と溝切り

9日(木)
朝からよく晴れる。暑い。Tシャツで仕事をするが大汗をかく。
転作で小麦をまくところの田んぼを乾かすために片培土板で田んぼの回りに溝を切る。トラクタで溝切るのは楽なのだが、四隅だけはトラクタの長さの分だけ溝が切れないので、そこをスコップで溝を切って繋ぐのだが、これがなかなか辛い。しんどい。とくにちょっと田んぼが柔らかかったりすると途端にしんどくなる。やれやれ。
久しぶりにスコップ仕事をしたからか、足がだるくてたまらないので、夜、寝る前に次男に足の裏を踏んでもらう。少し楽になった気になったのだが、夜中に足がだるくて目が覚めて、眠れない。掛け布団で足に枕をしてなんとか眠る。やれやれ。


ノーベル賞を下村先生も!いや、でも素粒子理論とか「対称性の自発的破れ」と比べると緑色蛍光タンパク質(GFP)はわかりやすいかも。いや、でもぜんぜんわかっていないのでしょうけど。


10日(金)
次男がバス旅行で琵琶湖博物館にいくので、「ビワコオオナマズを見てきてな」と声をかける。子供たちには小さい時から琵琶湖にはビワコオオナマズというでかいナマズがおるのだ、と話して聞かせているので、子供たちもビワコオオナマズには興味津々なのだ。もちろん次男にも小さい時に見せているはずなのだが、覚えていないという。いや、なかなか愛嬌のある顔つきなので僕も何度か見ているのだが好きなのでした。


今日も天気が良くて暑い。昨日の続きで転作田の周囲の溝を切る。
その後、来年の緑肥とする田んぼを起して、ナタネとヘアリーベッチの播種をする。ナタネは去年と同じなのだが、どうもレンゲに失敗しているので今年はヘアリーベッチ(和名はビロードクサフジかナヨクサフジ)を試してみました。牧草でもあるようです。レンゲと同じ豆科の一年草で窒素固定をするので肥料をやらずに空気中の窒素を固定してすき込むことで緑肥になるのです。ナタネは窒素固定しないので、今年はすこし発酵鶏糞をやってみる予定。さてさて、うまく育ってくれるか楽しみです。左側がナタネの種、右側がヘアリーベッチ(ナヨクサフジ)の種。ナヨクサフジの方が種が大きい。


午後はまた溝切りした田んぼの四隅をスコップで繋ぐ作業。ま、ボチボチとやります。


夜、ビワコオオナマズの話を聞く。黒いのと黄色っぽいのと二匹いて、ヒゲが長くてかわいい顔だったらしい。


11日(土)
今日から3連休だけど、うーむ。
朝方、雨。今日は次男の少年野球の試合の審判をして、試合の応援。次男たちの試合は接戦でしたが残念ながら敗戦。


午後は晴れてきたので、田んぼへいって昨日の続きで溝の四隅をつなげる。それから田んぼの土壌成分検査に出すサンプルをあちこちの田んぼからとる。分析した結果を見て土作り資材をどのようにするか考えようということなのだ。足りないものだけ単肥で補って土作り資材を安くするという発想なのだが・・・。
基本的にはバランスのとれた有機肥料でいけると一番いいのですけどね。


今朝の雨で昨日播種したナタネとナヨクサフジがどうなったか、見に行ったんですけど。何にも変化は見られませんでした。でも雨を吸って種は膨らんだことでしょう。うまく生長してくれるといいのですが。