16日(月)
良い天気でした。夕方少し雨が降ったけど。黄砂もまじっていて、車がドロドロになってしまった。いやはや。午前中はお米の選別と発送。午後は苗箱に土入れ。
17日(火)
朝、長女と二人で入試の発表を見にいく。むちゃくちゃ不安で僕は見にいく勇気が出なかったので、僕はクルマの中で待っていて、長女が一人で見にいったのですが、しばらくするとバックミラーにふらふらした感じの娘が歩いてくるではないですか。これはいかんと思いましたが、車に乗り込んできて「番号、あったわ」と言うので、「番号まちごてへんやろな」「たぶん」「ほな、見にいこか」と長女と二人で見にいったのでした。やれやれ。いやはや。
プール育苗の苗代を去年からやりはじめていて、その準備に起した田んぼに水を入れ、代かきして田んぼを平らにしました。平らにした田んぼに播種した苗箱を並べるのです。無加温の露地プール育苗というやつで、去年は発芽がムラムラで失敗しかけたのですが、その後回復し盛り返した苗代なのでした。なぜ盛り返したのかはよくわからないのですが、ビギナーズラックか?今年はうまくいくことをアテにして苗箱の数を少なめにします。さて、さて、というまず第1段階です。
田んぼに水を入れるために、用水に水を引いてきたのですが、水路に水が流れる音というのは、いかにも春という感じで、心が踊ります。ベビーカーを押して赤ん坊と散歩にこられたご近所が「水路に水が流れて、いよいよはじまるねぇ」と声をかけてくださいました。
岩波書店の出している『図書』の臨時増刊号”岩波新書創刊70周年記念 私のすすめる岩波新書”というのが本屋さんに積んであったのでもらってくる。表紙は宮崎駿のイラストである。たくさんの人がお気に入りの岩波新書を紹介しているのだが、僕の知らない人がほとんど。僕のお気に入りの宮崎駿のおすすめは
さらに日高敏隆先生のおすすめは
残念ながら、この六冊、どれも読んだことがない。いやはや。で、さっそく中尾佐助『栽培植物と農耕の起源』と松田道雄『私は赤ちゃん』をAmazonでクリック。
僕にはどうも偏見があって新書本はどうも現代的であり流行であり・・・と思っているところがあるのですが、もちろん新書の古典もすでにあるわけです。じゃ、僕のすすめる岩波新書はどうかということになると、うーむ。大岡信『折々のうた』ははずせないだろうなぁ。斎藤茂吉『万葉秀歌 上・下』も一時期繰り返し読んだなぁ。その手でいうと吉川幸次郎・三好達治『新唐詩選』もある時期よくぺらぺらしてました。いろんな人が文章を寄せている『私の読書法』も何度も読んだし、その中の開高健の文章だけがトーンが違って、さすがだなぁ、と思わせられました。坂口謹一郎『日本の酒』、井伏鱒二『川釣り』もおもしろかったと思い出します。
圧倒的に青版(陰気なねずみ色の混じった緑色?)が多くて、次に黄版(あざやかな黄色で出た時、おお!と思ったのをおぼえています。)の初期の頃までですね。新赤版が出る頃にはちと岩波新書に興味を失っていました。うーむ。
小学校の新しい運動場も完成したのか、今日は休み時間のたびに子供たちが運動場に出てきて、キックベースボールをしているし、体育の授業も毎時間のようにおこなわれていました。よろしいなぁ。駆け回る子供たち。”遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。”という句が心の中に響きます。この梁塵秘抄の句は何度もこのブログで書いたけど、名句としか言いようがないですね。