現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

田んぼの畦の修復や波板シートを入れることと駅馬車とミカンの花


まだトラクタは動かない。
田回りの他、午前中は水漏れしている畦の補習、午後はまた別の田んぼで水漏れしている畦に波板シートをいれた。


ジョン・フォード監督『駅馬車』(1939)をDVDで観る。いやー、楽しめました。男ですなぁ。もちろん有名なアパッチの襲撃のシーンもよかったけど、ラストもなかなかね、『カサブランカ』(1942)はパクリですかねぇ。まあどうでもいいんですけど。ジョン・フォード監督では村上春樹も好きらしい『静かなる男』が観てみたい。


先日からうちの畑のミカンの花が咲いて、ものすごくいいにおいをあたりにまき散らしている。今日の農業新聞にミカンの花がたくさん咲いたけど、例年たくさんやって来るミツバチが今年は少ない、と投書がありました。ミツバチが少なくなっているのはあちこちで話題になっている。1980年代の後半、開高健が釣りのエッセイの中で、世界中でおかしなことになっている。どこへ行っても、誰に聞いても、魚が釣れない、魚がいなくなった、干ばつだ、洪水だ、異常気象だ、とそんな話ばかり聞くようになった。と何度も繰り返し書いていた。さてあれから20年がたって、ミツバチがいなくなってきているという。植生というか、農業というか、いろんなところに影響が出るのは必至。
四月の初旬、うちの菜の花が満開で草刈り機で刈り倒したとき、菜の花の中に入るとぶんぶんと音を立てていたのはミツバチではなかったのかなぁ。盛大に羽音をたてていたんだが。今から思うとあの羽音、荘厳にして荘重な音にも聞こえてくるのでありました。


ミカンの花の画像、iPhoneで撮影したのですが、パンフォーカスのカメラですけど、ちと近づきすぎました。花にピントが合っていません。名刺サイズでほんとに驚いてよく使っていた初代EXILIMもパンフォーカスだったのですが、あれよりは近づけるのですけどね。EXILIMにはプラスチックの接写レンズをつけて撮影してましたっけ。でも悲しいかなプラスチック製レンズなのですぐ傷が・・・。iPhoneにも接写レンズ、いくつか出ているみたいですね。