現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

瀬戸内寂聴『奇縁まんだら』

蒸し暑い一日でした。
六時前から田んぼにでて田回りをするのですけれど、犬を連れて一回り水を止めたり入れたり、写真を撮りながら歩いたら、汗だくになってしまいました。今日はすこし一眼レフを持って歩いたからか、レンズ交換しながら写真を撮ったので、帰ってきたら2時間ほど経っていました。やれやれ。
そんなこんなでバタバタしていたら、今日がご近所の総出で掃除やら草刈りやら剪定の当番の日であることをすっかり忘れていて、・・・ああ、不参加料がかかってくることになってしまいました。いやはや。うーむ、アルツハイマーを本気で心配しなくてはいけないか。iPhoneiCalに登録はしてあったんだけど、通知するように設定しておかなかったのがいけないのだが、まあ、たいていのことは通知してもらわなくても、憶えていたのだが・・・。やな感じ。


瀬戸内寂聴『奇縁まんだら』(日本経済新聞出版社)読了。いやー、おもしろかったです。一気に読めました。交流があった作家や芸術家のことを綴ったエッセイなんですけど、作家にとっていっけん無縁に思えますが、やっぱり顔って大切なんだなぁと思わされます。教科書にでてくる作家というか大家の顔写真って、たいてい老年のものだったりしますけど、早世の作家はあれですけど、若いときは美男や美女というのが多かったみたいですね。また横尾忠則画伯の肖像画が素晴らしい!というかおもしろいです。紙が厚くて立派なのは横尾忠則の絵をきちんと出すためなのでしょうか。
しかし登場する作家をどれもほとんど読んでいないというていたらくなんですけど、それでもおもしろく読めましたから寂聴さんの力でしょうね。続いて『奇縁まんだら 続』に突入します。