現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

菜の花の種をとる

ナタネの種が大きくなる

10日(金)
Brad Mehldau『Highway Rider』うーむ。なんか、カッコいい。ブラッド・メルドー知らなかったです。


みのむしごろごろ、ひょうたんぼっくりこ。うん?いもむしごろごろ、だな。蓑虫が蓑から頭を少し出して葉っぱを齧っていたのだが、うーむ。蓑虫の生態がよくわからない。



11日(土)
朝から菜の花(ナタネ)の種をとる。完全無農薬有機栽培米の緑肥にしている菜の花ですが、種は大変高価なので、すこし種を採って秋の播種用に残します。今年も5aほどの小さな田んぼで菜の花の種を採りました。
去年、少し適期を逸したので、今年は注意していたのですが、手伝ってくれた母に言わせるとやっぱり適期を逸して遅かったようです。草刈り機で刈るのですが、草刈り機で刈り倒すときに種が半分くらいはじけてしまいました。ほんとはそこまで種が熟す前に刈って、そのまま二、三日乾かしているうちに、種も熟してきて、叩いたり踏んだりすれば種がはじけてくるようなのです。そのあたりの見極めが、まだ慣れないのでうまくできなかったようです。いやはや。
ま、半分ほど田んぼに種をまき散らせながらですけれど、何とか刈り倒し、ブルーシートをひろげて、その上に集めて足でグイグイと踏みつけると種がはじけて鞘といっしょにシートの上に落ちます。それを簁(とおし。篩、ふるいですけど、昔の農具というか、もう漢字で書いても、読めそうにありませんね。)で、篩にかけて鞘だけ捨てれば真っ黒い種だけ残るということになります。画像は簁をかける母です。


ナタネを刈ってブルーシートの上で踏んでいたら、小学生の一団が通って、引率の先生が、「ナタネ、搾らーるんですかぁ?」と大きな声でお聞きになるので、「いえ、菜の花を肥料にするのです!」とまた大きな声で返事をすると、「ほ、はーい!」と返事が返ってきました。今どき、こんな原始的な方法で種を採って、肥料にするなんて、先生の頭の中ではたくさん??????が並んでいたのではないかしらん。ま、いいんですどね。
そんなこんなで今日は大汗をかきましたが、まだ乾いていない鞘もあったので、一日乾かして、明日も続きを少しやる予定です。
梅雨入り間近らしい。ナタネのこと、麦のこと、大豆のこと、あれこれ段取りよく物事が進むとうれしいのですが。