現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

朝飯前とかなんとか大豆の播種とか

梅雨の晴れ間。蒸し暑い。風が今日は少なかった。いよいよ蒸し暑いのでありました。


"朝飯前"とか"朝飯前の仕事"とかいう言い方がありますが、日中は暑いので朝夕に仕事をするようになると、「なるほど朝飯前だなあ」と思ったりする。最初に"朝飯前"を意識したのは登山にはまっていたときで、ご来光を見たいと思ったりしないまでも、登山では朝早くから行動して昼過ぎにはキャンプ地に到着しているというのが夏山登山基本で、山の稜線上で雷に出会うことの恐怖(一度、いや、二度か、逃げ場のないところで雷が鳴り出して、本当に怖い思いをしました)を思うと、朝早く行動するというのは大切なのですが、朝起きても、朝食の準備にけっこう時間がかかったりするんですよね。夏の山のキャンプ地で、まわりのテントより早く起きたつもりが、朝食を摂ってテントをたたんで出発というときには、まわりにあったテントはあらかたなくなっている、というようなことを経験すると、どうなっているのだ?と思ったりしたのですが、どうも皆さん簡単にパンを齧る程度だったりして、朝食の前に行動して、動きながら何かを食べたり、一回目の休憩の時にゆっくり食べたりしていらっしゃるということに、あとから気がつきました。"朝飯前"とはこういうことかと思ったりしたのですが、百姓をすると、"朝飯前"というのは日常茶飯事なわけで、うーむ、朝飯前が茶飯事というのも、いかにも変な日本語ですが、要するに朝飯前に仕事をするということが、特に夏場は当たり前だったりするのですね。
もっとも"朝飯前"という日本語は、たやすいこと、簡単にできること、わずかな時間でできること、というような意味もあるのですけれど、朝飯前に二時間ほど仕事して、大汗かいて、パンツまで着替えなくてはならないとなってくると、あーた、"朝飯前"という言葉にも、いささか敬意をはらいたくなります。


というわけで、"朝飯前"に草刈りをして、さっそく全身着替えたのでした。で、朝飯後はミネラル肥料を散布。
午後は昼寝もなしに大豆の播種。残りは小さな圃場二枚となりました。
ここのところの降ったりやんだりの梅雨らしい天気の都合で、草刈りとミネラル肥料の散布と大豆の播種が重なってきてなにかとせわしない日々です。


ネットでチェックはしているのだが、ツール・ド・フランス2010が始まっています。うーむ。映像がないので、結果だけしかわからないのですが、なんだかドキドキします。自転車レースはツールしか追っかけていないので、誰がどう移籍して、どこのチームにいるのか、というようなことは先週知ったばかりなのですが、個人的にはコンタドールを今年も応援しています。また山でぶっちぎってほしいです。