現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ああ、ふなずし食べたい


iOS 4.2 Software Update をiPhone3GにもiPadにもかける。さてさて。今のところなにがどうなのかよくわからない。うーむ、なるほどマルチタスクか。なるほどなるほど。
しかしなんだな、まあiPadがあるからいいんだけれど、最新のiPhoneも欲しくなりますね。少なくとも三月まではちょっと我慢します。


ああ、机の周りがなんだかもう乱雑になってきた。まあ、こういうことにはあまりかまわない性格のようなのだが、それでもときどきすかっと掃除というか整理整頓をしたくなる。という当たり前のところが僕にもあるのでした。


ほぼ日からベア二号用のワラ鍋しきが送られてきた。わーい。これでテーブルに置くときも安定するし、なんとなくカッコいい。


先日ネットをあれこれ見ているうちに環境と食の研究会というのがあるのを知り、『「ふなずし」を考える -近江の文化と水風土を探って-』という小冊子があるのを見つけて、注文してみたのですが、それが届きました。まだぺらぺらと見ただけですけれど、なかなか詳しい資料ですね。
滋賀県以外の方にはあまりなじみがないかもしれませんが、ニゴロブナを塩と飯で自然発酵させたものです。新鮮な鮒を塩漬けにしたあと、今度は飯と一緒に漬け込んで、半年から一年間、桶に重しをして自然発酵させます。魚のたんぱく質が飯のでんぷん質と一緒に発酵するので、独特の酸っぱみに旨味が加わり、複雑ないい匂いが醸し出されます(嫌いな人はこの匂いを臭いとも言いますが)。発酵の主役は乳酸菌らしいです。
ふなずしの味がわかるようになったら一人前の江州人、などというのを聞いたことがありますが、私も高校生の時ぐらいまでは苦手で食べられませんでしたが、お酒を飲むようになってみると、これがむちゃくちゃ旨いと感じるようになりました。酒の肴として、ご飯のおかずとして食べるのですが、メスのニゴロブナは卵を抱えていますので、この卵の黄色がとてもきれいで、見栄えがしますし、だんだん琵琶湖でニゴロブナが獲れなくなってきたので、高価になってきて、今ではお正月とかお盆とかみんなが集まる席でよく出されています。うちは漬けたことがないのですが、家で漬けている人は、日常的に食べれおられるのでしょうか。うーむ。ああ、ふなずし食べたい。お正月には買ってもらうことにしましょう。って、正月に奥さんの実家に挨拶とかにいくと、僕が好きなのをご存知なので準備して待っていて下さることがあったりするので、うれしかったりしています。
ふー、ふなずしのせいで、お正月のことを考えてしまった。まだ11月なのに。いやはや。