18日(土)
雨。
カズオ・イシグロ原作のジェームズ・アイヴォリー監督『日の名残り』(1993)を観る。うまく言葉が出てきませんが、切ない話です。昔、思いを寄せていた女性に会いにいくなんてことは出来ないのですが、主人公の執事は、すでに初老を超えた年齢ですが、独身ですし、仕事上のこともあって、会いにいくのです、ダイムラーに乗って。
アンソニー・ホプキンスの演じるスティーブンスはこの時、いくつだったのか。エマ・トンプソン演じるケントンはいくつだったのか。年齢がはっきりわかる描写はなかったのだが、20年ぶりに会いにいくのです。
実際には、そういうことはあんまり起こり得ないことだとは思いますが、なんだかんだと胸に去来するもがたくさんあった映画でした。
アメリカ人の新しい主人役はクリストファー・リーヴ、カッコいいです。新聞記者役にはヒュー・グラント。彼はなんだか良く出てますねぇ。
映画もたくさんの賞をとったようですが、ブッカー賞をとったカズオ・イシグロの原作も読みたくなりました。昔読んだ『わたしを離さないで』（Never Let Me Go）が良かったのを思い出しました。
19日(日)
晴れ。風もなくすごし安い。でも日陰だと寒いんです。
次男のスポ少の野球の応援。二試合しましたが、0対0と1対1の引き分けでした。うーむ。
Keith Jarrett Trioの『Still Live』がアマゾンから届く。二枚組のCD。なんだかすごくいい。夜、Keith Jarrett Trioを聴きながら今月の句会の選句を慌ててする。
