現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

『いつか晴れた日に』を観る

いつか晴れた日に

昨夜寝る前に、ちらっと外を見たらすでに屋根が真っ白でした。これはこれは、明日はどれくらい積もるのだろうと思っていましたが、朝は積雪2センチというところでしょうか。それでもうちの奥さんの通勤に間に合うように早起きして、タイヤをスタッドレスタイヤに交換する。もっと早く交換しておくべきだったと後悔しつつ、まだ暗いので電灯をつけ作業所の二階からタイヤを下ろしジャッキアップしてエアインパクトをギュンギュン回してタイヤ交換。F1レースのピット作業のようにはいきませんが、奥様の出勤時間には余裕で間に合わせて犬の散歩へ。雪の道を犬と歩いたのでした。犬を繋いだあと、さらに長女を学校までお送り申し上げました。


午後には自分の車と父の車もタイヤ交換する。


アン・リー監督『いつか晴れた日に』(1995)を観る。いや、いい映画でした。とっても。どうということのないストーリー(とはいえ原作はジェーン・オースティン の『分別と多感』。うーむ先日観た『プライドと偏見』とつながっています。もちろんこの原作も読んでいませんが、読んだらまた違うおもしろさもあるんだろうけれど。日本でも文藝作品の映画化というとたいていがっかりさせられていますからね。でも藤沢周平原作の時代劇映画がみんななかなかいいので、これもイギリスの時代劇みたいなものなんでしょうか。村上春樹原作の『ノルウェイの森』が今ちょうど公開されていて、気になっています。松山ケンイチはわりとイメージが近いような気もしますが、緑がどうなのか、観てみたい。話を戻します。)のラブロマンスのような気もしますが、美しい風景とリアリティのある演技に引き込まれます。最後のエマ・トンプソンの泣くところ(もうあの泣き方!!!!!!)では、つられて一緒に泣いてしまいますなぁ。監督はアン・リーですが、脚色がエマ・トンプソンアカデミー賞の最優秀脚色賞を受賞しているんですね。
美しい妹の方はどこかで観たぞ、と思ったら『タイタニック』のローズでしたし、ブランドン大佐も見覚えがあるぞ、と思っていましたが、途中でそうか『ハリー・ポッター』のスネイプだ!と気付いたし、『ベイブ』の農夫ホゲットの奥さんも出てきたりして、そんなこんなで楽しめました。
それからこの作品でも字幕はあんまりよくないと思います。吹き替えのほうがはるかにいいと思えるのですが。どうなんだろう。


次はカズオ・イシグロ原作のジェームズ・アイヴォリー監督『日の名残り』を観る予定。これはエマ・トンプソンつながりということになりますか。