現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

草刈りと秋起しとロワリンクからヒッチが外れたことと『マスカレード・ナイト』と『クリスマス・キャロル』

↓タイヤ交換の写真をアプリで水彩画風ににじませてみる。うーむ。
10日(土)
 朝のうちに精米と発送など。
 午前中は三台の軽自動車のタイヤをスタッドレスタイヤに交換する。
 午後はタイヤ交換したクルマのうちの一台を洗車機にかける。その後、畦畔の草刈りに出る。

11日(日)
 午前中から午後14時半まで、有機栽培大豆を先輩農家のところの色彩選別機にかけました。
 ちょうど色彩選別機の作業が終わったころに秋起しをしていた長男から電話「トラクタが壊れた。」うん? 電話だけではよくわからなかったが、すぐに工具箱をもって行ってみると、右側のロワリンクヒッチのリンチピンが無くなっていて、トラクタのロワリンクとヒッチが外れてしまっていました。このままではロータリーを引きずって田んぼから出なくてはならないので、知恵を巡らす(笑)。ロータリーをジャッキアップしてトラクタをゆっくり動かしながら微調整して外れていたヒッチをロワリンクにはめることができました。日没間際の神懸かり的な作業でした(笑)。いやほんま。

 鈴木雅之監督『マスカレード・ナイト』(2021)を観る。原作は東野圭吾ですな。木村拓哉長澤まさみが主演で、『マスカレード・ホテル』と役者さんも重なっているところもたくさんありますな。もちろん楽しめましたけど、映画としての深みはあまり感じませんでしたな。二作目ですしね。うーむ。この手の、サスペンス映画?に深みを求めても仕方がないのかもしれませんが。でも「ホテルにおこしになるお客様はみなさん誰もが仮面をかぶっていらっしゃる。」というセリフが3回ほど出てきましたが、ま、そうかもしれませんな。

12日(月)
 朝から晴れる。ありがたい。
 朝のうちに精米など。
 それから昨日のロワリンクのトラブルの原因はロワリンクの左右の振れの調節をしているチェックチェーンが伸びてしまっていることなので、これを外して調整する。伸びた原因はチェックチェーンのねじ山がつぶれてしまっていることなので、つぶれたねじ山のところを外して使う。そして新品の注文をする。
その後、次女のクルマのタイヤを冬用に交換。
 ここでやっとお昼を食べて、畦畔の草刈りに。長男はトラクタで秋起しに。

 エドウィン・L・マリン監督『クリスマス・キャロル』(1938)を観る。チャールズ・ディケンズの小説なのは知っていましたが、もちろん未読。というかチャールズ・ディケンズの作品は読んだ記憶がない。英国では文豪ということらしいのに。しかしこの『クリスマス・キャロル』は1843年の作品だし、『二都物語』は1859年。『大いなる遺産』は1860年なんですな。19世紀の作家ですからねぇ。いくら文豪と言われておられても極東の英語もろくに読めない日本人が一冊も読んでいなくても仕方がないところがありますわね。高校生の時に新潮文庫で本屋さんに並んでいたのを覚えています。あれは村岡花子訳だったんですね。タイトルは『クリスマス・カロル』になっていましたね、確か。この作品はものすごく映画化されているようですが、今日観たのはレジナルド・オーウェンが主演のやつで、映画化としては二作品目ということになるようです。
 観た感想ですが、シンプル、無邪気、善良。クリスマスというか、キリスト教の布教活動映画にもなっているような気がします。 


13日(火)
 午前中は精米など。
 お昼に郵便局や農協へいって通帳のやりくり。というかお金のやりくり(笑)。(ってやりくりできてまんのかいな?)
 それから明日、大豆の検査なので、袋にあれこれハンコを押して検査場に持ち込む。
 その後田回り。へアリーベッチもちょっと大きくなっていました。雪の積もる前にできるだけ大きくなってほしいけど・・・。

14日(水)
 討ち入りの日ですな(笑)。討ち入りはともかく、12月8日の真珠湾攻撃のことも、もう今年メディアはほとんど話題にしませんでしたね。日本の国が平和だからでしょうか、平和ではなくなりつつあるからでしょうか。英雄だ、ヒーローだ、増税だ、防衛費だ、復興特別所得税だ、反対だ、罷免だ、辞表だ、と勇ましいことにかまびすしくなると、ちと落ち着かなくてはと思ってしまう私ではあります。