現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

バタバタ精米と事務仕事と大豆あとの草刈りと『ローズメイカー 奇跡のバラ』


 午前中は精米など。
 午後は事務仕事で農協へ行ったり、土地改良区へ行ったり。長男は大豆跡をスライドモアで刈ってくれる。今日で豆跡の草刈りも終了した模様。ありがたい。

 ピエール・ピノー監督『ローズメイカー 奇跡のバラ』(2020)を観る。楽しめました。フランスのどたばた人情映画。そして若者の成長物語、Bildungsroman(ビルドゥングスロマーン)でもあります。バラの育種家を主人公にした映画ってあったかなぁ?いいところに目をつけましたな。育種家かぁ。最後に主人公がこんなことを言います。「美のない人生は虚しい。」字幕の文字です。実際どういうフランス語だったかは、私にはわかりません。でも、そう言ってチャレンジする若者を励ますんですね。うんうん。美のない人生なんてものがあるのかどうかはわかりませんが、美とか詩(これも言葉の美ということなのでしょうけれど。)とともにある人生でありたいですね。若者であろうと年寄りであろうと、チャレンジしている人であろうと落ち着いて暮らしている人であろうと。
 ちなみにうちが販売している「みどり豊」という品種は、今は滋賀県で暮らしておいでの花の育種家が目をつけた品種なんです。突然変異の稲に目をつけて権利を買って品種登録されたんですね。目のつけどころが育種家らしいというか、育種家ならではの目の付け所だったんでしょうね。そこに私も目をつけて作付け品種に選びました(笑)。ありがとうございます。辻井農園では先日令和四年産「みどり豊」は完売いたしました。ありがとうございました。「コシヒカリ」と「秋の詩」はまだまだあります。どんどんご賞味ください。謝謝。
 主人公のエヴ役を演じているのはカトリーヌ・フロ。このいかにも田舎のおばちゃん風の女優さんはどこかで見たぞ、と思って調べたら、『大統領の料理人』でした。なるほど。あれもそういえばフランスの田舎の風景が美しい映画でしたが、これもバラ園が美しいのはもちろん、田舎の風景もスバラシイです。