現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

終日、田植え 第二弾

終日、田植え。
農協がヤンマーの6条植えの田植え機の新品のデモ機があるから一日使ってみないか、とおっしゃるので、使わせていただく。いやあ、快適で速いですね。昨年だったか一昨年だったか、クボタの6条植えのデモ機もすごく安定していて速くてすごく感心したのですが、このペダリストという名前の田植え機は確かにアクセルペダルがよくできていますね。


NHKのラジオ第一放送をインターネットで聴ける、という情報があったのだが、どうもうまく探せない。iPhoneアプリもいくつか入れてみたけれども、NHK World Newsでさえ、うまく聴けてない。他のFM曲やAM曲はわりとよく聴けているのだが・・・。


NHKのラジオ第一放送の午前中は「ラジオビタミン」なんですが、10時台の「ときめきインタビュー」が好きで、聴ける環境にあるときは楽しんでいます。NHKのラジオ第一放送はこのところずっと東日本大震災関係が通底に流れているのですが、被災地からのお便りやメールが読まれると泣けてきちゃう感じなのですが、あの3.11以降、自分の中で変わったこと、というようなテーマで広くお便りが寄せられています。これがまたテーがいいのでしょうけれど、よい話が多いです。
被災地は米どころですし、農業漁業関係、酪農関係の話にキュンとなりますし、それから二次産業でも部品加工関係の話なんかも考えさせられることが多いです。
滋賀にいてほとんど被害のなかった身としては震災関係の話は、うまく書けそうもないという気持ちが強くて、とにかく元気に農業をやっています、ということを発信していこう、という方針です。
でもこれを機に食料自給率や食生活、地産地消や自給自足、贅沢な暮らしや豊かな暮らし、自然の恐ろしさと自然の恵み、お金で解決できることとできないこと、すぐやり直せることと取り返しのつかないこと、便利な生活を支えてくれている人や支えてくれているもの、どんな時代になっても無くなってほしくないもの、人類の進歩と調和(ああ、懐かしくも壮大なテーマですけれど)、日本の国のあり方、税金の使い方、政府はどういう仕事をどこまでするのか、大きなことから小さなことまで暮らし方をもう一度すこし考えてみようと思っています。


それはそれとして、日没後からあたりが暗くなるまでの時間、この季節はとても美しいですね。田植えした後の田んぼを見て回ったりしていると、上弦の月齢10くらいの月が白く輝きはじめ、西の山際にすこし赤が残ってあとは青暗い空の色がそのまま水を張った田んぼに映っている。田んぼからは蛙の大合唱で、求愛活動中なのでしょうか、昼間は蛙の卵の塊をいくつも見ました。ひんやり湿り気を帯びた空気ですが寒くもなく暑くもなく、生命活動にはいい季節だなぁ、と蛙の大合唱を聴きながら思ったことでした。


夜、『TAXI 4』を久しぶりに観る。TAXIシリーズは2の「ニンジャー!」が強烈にばかばかしくておもしろかったけれども、これも署長が笑わせてくれますなぁ。家族で笑いながら観る。