現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

今年は豊年満作間違いなし!?

えーっと、昨日のブログは後半、完全に酔っているというか、ジョニーウォーカー氏が頭の中を勝手気ままに歩き回っているような文章ですね。意味不明というか言いたいことがわかるようなわからないような(笑)。まあ、毎度のことですが。やれやれ。


今日で五月も終わります。旧暦では4月、卯月の29日です。月齢は27.8。だいたいちょうど一月ぐらいずれているのですね。
午前中は苗箱の後始末と整理を少しして、午後は減農薬・減化学肥料の田んぼに除草剤をやる。それから畦畔や田んぼ道の脇の草刈り。


そうそう、田んぼで畔にネズミやモグラが穴をあけていないか、確認しながら畔を歩いていたら、う!見つけました!ホウネンエビ!しかも一匹見つけたので、あたりを観てみると、いるわ、いるわホウネンエビ!!こいつぁ、縁起がいいわい。なんといっても豊年海老だぜ!豊年満作健康長寿!いや、毎年のようにホウネンエビは出ているのだが、今年は大量発生のような気がする。大量発生の年は豊年だという噂ですからね。あくまで噂ですけれど。
しかもよく田んぼの中を観てみると、カイエビも大量発生しているではないか。ホウネンエビはわりとポピュラーですが、カイエビは少しだけマニアックかも。ホウネンエビはだいたい20〜25ミリほど。カイエビは10ミリほどです。ちょっと観るとミジンコみたいに見えるんですけれどね。サイズが大きいですから。宮崎駿の『風の谷のナウシカ』に出てくるムシのような形状です。
田んぼから帰ってきて裏の流し場で長靴を洗っていたら次女が帰ってきた。



次女「誰かいるん?」
僕「お!おかえり!」
次女「ただいま!帰りにな、歩きながら四つ葉のクローバーを三つも見つけたんやけど、一つだけ持って帰ってきた。」
僕「どれどれ」
次女「これやんか」
僕「なるほど。ほんまやな。四つ葉や」
次女「お父さんにあげよ。持ってると幸せになれるんやで。」
僕「ほうなんか。お父さんはいらんわ。」
次女「なんで?」
僕「お父さんはもう幸せやでな。」
次女「ほほほほほほほほほほほ」
僕「あ、ほうや、田んぼにな、ナウシカのムシみたいやつが、ぎょうさんおったんやで。」
次女「うへ、気持ち悪!」
僕「一緒に捕まえにいこか!」
次女「いかんわ」
僕「なんで?」
次女「お父さんが捕まえてきて!ほしたら観るわ!」
僕「しゃーないな、ほんなら捕まえてきたるわ。」
というわけで、小さなプラスチックの水槽をもって田んぼへ行く。まあ、とにかく大量発生なので水槽で田んぼの水をひょいと掬うただけで、すでに3匹ほどのホウネンエビと1ミリほどのミジンコ類がたくさん入っています。カイエビは入っていなかったので、5匹ほど手で捕まえて水槽に入れて持ってかえる。
次女はもちろん、次男も長女も喜んでくれました。ホウネンエビは背泳ぎするんですよね。そのあたりを喜んでいました。田んぼの水なのでちょっと水が濁り気味で写真に撮るのに苦労しているのですが、ホウネンエビは水槽の上から、カイエビは横から撮っています。
ホウネンエビとカイエビにあやかって豊年満作、健康長寿といきたいものですな。ああ、あやかりたい、あやかりたい。