現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ぼかし肥料の作り方を習う

本葉も出始めた菜の花

28日(金)
よい天気である。爽やかである。
有機農業の研究会で西村和雄先生にぼかし肥料の作り方を教えてもらう。ぼかし肥というのは、有機肥料を発酵させたもので、穏やかな肥効になるのだそうです。作り方はいろいろあるのでしょうが、教えていただいたのは嫌気発酵の一番簡単なものらしいです。油粕と米ぬかを混ぜあわせ、そこへ自分の田んぼや畑で一番よく作物が出来ているところの土を両手で一杯ほどとってきて、それを泥水にして入れる、というもの。泥水の量は混ぜ合わせて手でギュッと握ってみて、水がしみ出ず、握ったものを指で触れるとばらっと崩れる程度、というまあええ加減な量ということです。ブルーシートの上でみんなでわいわいといいながら混ぜ合わせました。
それを20Lほどのバケツにぎゅうぎゅうと押し込みます。ミソを漬ける時の要領でぎゅうぎゅうと押しながら詰め込んで、最後にゴミ袋に水を入れて水ブタにします。これでオシマイ。簡単ですね。このまま一ヶ月ほど暑過ぎず、寒過ぎないところに置いておけば、表面に白いカビのようなものが出てくるから、そしたら完成。あとはひろげて乾燥させて田んぼや畑にそのままパラパラと使えばいいということらしいです。
僕も20Lのバケツに混ぜたものをもらってきて、家で黒のゴミ袋で水蓋を作って、この季節ですから南側の軒下に置きました。さてさて楽しみです。
その後は有機農業をしておられる会員さんの畑を見せていただいたり、会長さんのお宅でお昼をいただきつつ、西村先生のお話をきいたり質問をしたり。ありがたいことでした。皆さん熱心なので、とても刺激になる。
この研究会は琵琶湖の反対側にある研究会なので、琵琶湖半周の往復ということになります。帰りはずーっと湖岸を走るルートを選んだのですが、なかなか気持ちの良いドライブとなりました。



29日(土)
今日もいい天気。
長浜郵便局から時間外窓口を利用して発送する。時間外窓口初めて利用したけれど、なるほどなるほど。ゆうゆう窓口ですか。土曜日曜休日でも開いている窓口ですか。なるほどなるほど。うーむ。
それから大豆の収穫も近いので、刈り取ってきた大豆を乾燥させるために、箱形乾燥機を組み立てる。送風だけで乾燥させます。
午後はトラクタで秋起しに出る。これでいちおう秋起しも終了。


今日はいくつかの圃場で小麦の播種をやっておられた。うーむ。僕もちょっと迷ったのだが、明日気圧の谷の通過で雨。ちょっと天気は崩れるが、その後また月曜から天気は回復するということなので、来週以降に播種することにしました。


囲碁名人戦、山下本因坊が4勝2敗で勝ちました。山下本因坊は、僕やら長男やらが『ヒカルの碁』のブームで囲碁に少し興味を持った時期に名人戦に挑戦していたんです。あの時は依田名人に退けられましたが。
井山名人は名人戦張栩名人に初めて挑戦した時からのファン。二年連続の二回目の挑戦で名人になったのだが、その時がちょうど二十歳なんだからすごいですねぇ。
これで山下敬吾名人本因坊という最高の格になりました。中国や韓国を相手に活躍を期待したいし、井山裕太名人はこれからは井山十段ということになりますが、もう本因坊戦名人戦もガシガシ挑戦して活躍してほしいです。


NHKネットラジオらじる★らじる」が始まって、わりとiMacでもラジオを聴くようになっていたのですが、iPhone用にもアプリが出来て入れてみました。なんだかなかなか快適です。これで録音機能がついて、予約録音とか出来るようになるとうれしいのですがねぇ。うーむ。


緑肥の菜の花に本葉が出てきました。朝日の中で輝いておりました(笑)。