現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

似顔絵と新品種の「きらみずき」の試食と研修さらに農談会と中耕除草とサラダ記念日



4日(火)
 湖北の指導農業士会の研修会で、県の農業試験場を見せていただく。農業試験場には何度か行ったことがありますが、試験場の試験圃場までは観たことがなかったので、いろいろ刺激になりました。去年滋賀県は「きらみずき」というお米の新品種を発表しました。令和6年が本格デビューということらしいですが、栽培方法を環境こだわり栽培基準よりさらに厳しい「化学肥料や殺虫・殺菌剤(化学合成農薬)不使用栽培」と「オーガニック栽培」の2区分に限定して栽培されるということです。ここ数年新品種ラッシュで、おいしくて夏の猛暑に強い品種が次々に出てきていますが、せっかくいいお米ができたので、そういう他県の新品種ラッシュに埋もれてしまわないように、無化学肥料栽培とか、有機栽培(オーガニック栽培)で、宣伝・販売していく戦略ということらしいです。
 ええ、試験圃場にいろいろ比較対象しながら、たくさんの「きらみずき」も栽培されていました。炊き立ての「きらみずき」の試食もさせてもらいました。炊き上がる匂いもとても良かったですし、粘りもあり、おいしいお米でした。オーガニック米だそうです。粒はやや細長い感じですが、「コシヒカリ」より一回り大きい感じです。口触り、舌触りも良いと思いました。辻井農園でも令和6年産から栽培に取り組んでみようと思いました。ま、ちょっとまだはっきりとは申し上げられませんが。
 その後は花卉・果樹の試験場へ。うちには苗代のハウスはないのですが、苗代のハウスの有効利用に花や果樹をプランター等で栽培することの提言がありました。よくわかるのですが、花や野菜や果樹は水稲より手間ひまがかかりますからねぇ。
 終日よい天気というか、陽射しが強かったです。うーむ。本当なら大豆の播種をしたかったが・・・。帰ってきて夕方から懇親会。久し振りの懇親会でいい刺激になりました。農業みたいな自営業者はやはり常に刺激を受けていないとシンドイんですよね(笑)。ま、そのうちまた晴れるでしょう。

5日(水)
 午前中は農談会。あれこれ情報交換。午後は雨になる。やれやれ。
 第78期本因坊戦挑戦手合七番勝負第五局をYouTubeで観てしまう。うーむ、井山本因坊が勝って、2勝3敗。かど番は続きますな。
 しかし、なんだな、私くらい囲碁のことはよく知らなくて、ゲームでも対戦したことがほとんどないのに、こんなに熱心に囲碁の番組や対局を追いかけている人間はいるのだろうか?我ながら笑えるが、この研修期間が日の目をみることがあるのだろうか。ま、いいんだけど。


6日(木)
 朝には雨が上がる。
 終日、私は中耕除草。長男は溝切り。蒸し暑い。

 そう言えば、先日、中耕除草って、どうやってるんですか?とお客様から質問があったので、「要するに田んぼの草取りです。昔は手でやっていましたが、今は中耕除草機という機械を使って草を埋めたり浮かしたりして除草します。」というようなことを書いたんですが、動画がわかりやすいと思うので、YouTubeにアップしてみました(笑)。↓


 やっぱり毎年7月6日になると、この短歌がラジオでもネットでも話題になっていますね。『サラダ記念日』が出たのは1987年か。あれ?計算が合わないな(笑)。いや、大学の後輩の女の子が「ツジイさん、あのですね、俵万智さんはね、私の姉が高校の同級生なんです。とっても上品で成績優秀だったらしいですよ。」と演習室の前の廊下の奥の写真の現像をする暗室で話してくれたことを覚えているのだが・・・。うーむ。ちょっと計算が合わないけど、記憶の混乱かなぁ(笑)。

7日(金) 二十四節気の「小暑
 朝から畦畔の草刈り。日の出からお昼前まで。午後、精米など。
 夕方から営農組合の総会と懇親会がある予定。