現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ユーゴスラビアの映画『Ko To Tamo Peva』(1980)を観る

『Ko To Tamo Peva』

終日、雪。でも10cmほど積もっただけか。湿った雪。


黒澤明宮崎駿『何が映画か』(徳間書店)読了。4年前に図書館で借りて読んだ本なんですが、やっぱり面白かったです。


『Ko To Tamo Peva』(邦題は『歌っているのは誰?』)という映画がいいよ、とFacebookのお友達に教えてもらった。ユーゴスラビアの1980年の映画。配給は岩波ホール。監督はスロボダン・シヤン。86分ほどの映画です。
YouTubeにそのまんま上がっているので、観られるよ、ということだったのですが、これが日本語字幕がない。ユーゴスラビア語というかセルビア語?は僕はまったく理解できません。とにかく、ついさき頃まで民族紛争で悲惨なことになっていました。チトーが亡くなったのはいつだったか。(Wikiには「その統治の難しさは後に「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家」と表現された。」とありますな。)
1941年のドイツがユーゴスラビアに侵攻する一日前の出来事で、ある田舎からベオグラードにバスに乗っていくだけのお話しということまでは観るまでにお勉強いたしました。とにかく、何を話されているのかさっぱり判りません。でも言葉は判らなくとも、映像とジプシーの音楽がありますからね。国も民族も文化も気候も違えど、同じ人間どうし、伝わってくるものがあります。やることは同じようなものですからね。さんざん観るものを笑わせといて最後にドスンという、余韻の残るいい映画でした。まだ観ていない方に私もオススメしておきます。
昔、無声映画の時代には弁士という人が映画をおもしろおかしく盛り上げたようですが、今回、YouTubeの映画を三人(二人?)で同時に観ながら、映像の実況や解説をFacebook上でお互いにしあうという、仲間内で弁士になり合うというようなことができたのも楽しかったです。86分間があっという間でした。


夜は地域の広報紙の会議。