現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

チェーン除草と『探偵はBARにいる』


11日(月)
いつものように朝の田回り。
その後、昨日、ニゴロブナを放流した田んぼのチェーン除草をする。チェーン除草をする前に、田んぼの水面を凝視してみたけれど、昨日放流したニゴロブナの稚魚は、一匹も確認できず。うーむ。どうも30アールの大海を知るために散らばってしまったようですね。
ま、ともかく除草しなくては。じつは昨日の放流の時に広葉の雑草がいくつか生えてきているのに気がついたのだ。どうもオモダカのような気がする。ひょっとするとコナギかも。どちらも放置しておくと厄介なことになりがちなので、とりあえず小さいうちにチェーン除草である。
先日は10アールの田んぼを二枚。だいたい10アールだと30分ほどかかることがわかっているのだが、一枚で30アールの田んぼは大きいので、やる前からやる気が失せがちなのだ。まあ、そんなことも言っていられないので、がんばりました。汗だくです。でもだいたい1時間半ですから、ペーストしては同じような感じでしょうか。ひたすら牛になって1.8m幅で30cmのチェーンを引きずります。
田植え機の植え付け部を外した乗用の機械で引くようにすれば楽なのはわかっているのだが・・・。手元不如意につき、なかなかままならぬことも、世の中にはあるのでありました。


午後は田回りをして、田んぼに置きっぱなしになっている苗を処理したり、畦畔の水漏れ箇所を確認したりする。


12日(火)
午前中は昨日に続いて、チェーン除草。前回の除草から10日ほど経つので、2回目の除草である。一回目のチェーン除草で、小さいのは、ずいぶんとれてきれいになったのだが、大きく育ってしまっているのは、なかなかしぶといものですな。今日は目に付いた大きいのは足で踏んで土に埋めるということもやりつつチェーンを引きました。二枚やったのですが、それぞれ10アールですので、小さい田んぼですから気分的にずいぶんと楽。
その様子をインターバル撮影してみました。いつも自分の姿を見るとなんだか笑えます。どうも足の動きというか、ステップがあやしいですね。ケンケンしているように見えたり、ムーンウォークのように見えたり、不思議なステップを踏んでいるようにも見えますが、これはカメラが二秒に1回シャッターを切っているからです。で、その画像を6枚使って一秒にしています。一秒ごとに一歩足を出すというリズムですと、シャッターが切れる時にいつも同じフォームになりますので、平行移動しているようにも見えます。


DVDで橋本一監督『探偵はBARにいる』を観る。大泉洋のキャラクターがいささかコミカルに過ぎる感じがするが、楽しめました。松田龍平はいい感じ。小雪は相変わらず演技がどうにも下手だけれども、それを補うなにかムードがあるような気がする。エンドロールで高嶋政伸が出演していたことがわかりビックリしたが、あとになってから笑えてきた。
原作は東直巳のススキノ探偵シリーズの『バーにかかってきた電話』だが、もうちょっとススキノらしさを出した方が良かったんじゃないか。あの雪だから、ススキノの交差点のネオンが何回か出てきているから、ススキノとわかるだろう、という目論見があるのだろうが、うーむ、原作にあるススキノらしさ、というかススキノの匂いみたいなもの、が出ていないのが、一番の不満点。などと札幌のことなどほとんど知らない僕が言うのもなんだが、原作からはそういうものが感じられたんだけれども・・・。いや、でも楽しめました。