終日、大豆の色彩選別機にかける。そのまま農協へ出荷。
って、三日連続で同じこと書いています。
で、毎年同じようにこの大豆の色彩選別の作業の時はイヤホンを付けて落語をずっと聴いています。iPhoneには落語が243席分入っているので、これをシャッフルさせてランダムで聴きます。松鶴、米朝、枝雀、吉朝、志ん朝、小三治といったところがお気に入りだし、たくさん入っているので、何度も聴くことになるのですが、今日はまあ季節柄というか小三治師匠の『芝浜』には泣かされました。って、まあ、この季節じゃなくても、聴くと毎回のように泣かされるのですが。小三治師匠の『芝浜』は最後のところ、お金を拾って来たのを夢だと思わされてから三年、一生懸命働いてなんとかちょっと暮らしに余裕が出てきた大晦日の晩の夫婦の会話にたっぷり時間をとっている演出で聴かせます。二年前だったかの大晦日に借金取りをなんとか追い返したと思っていたら、米屋が傘を忘れて取りに戻ってきた話が泣かせるんだなぁ。
などとしみじみしていたら、次には松鶴の『らくだ』がはじまったりして、これがまた松鶴の顔が目に見えるようでクックックッと笑い、米朝さんの『茶漬間男』の語り口にニヤニヤ。枝雀さんの『延陽伯』に爆笑してしまう、という感じで、終日、単純作業を繰り返しているのだが、まったくもって嫌にならないのでありました。ま、寒いのがツライけど。
夕暮れから営農組合の会議とその後は懇親会。
もうすぐクリスマスではありますな。最近のカウボーイはどういう暮らしなのか、日本の百姓にはわかりませんが。