現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

畦塗りと菜の花が満開と湛水直播


9日(火)
終日、畦塗り。
と言ってもトラクタに付けた畦塗り機で塗るのですが。先日畦塗り機の爪を6本のうち4本新品に交換したので、きれいに塗れる。もうこの時期になると、畔に草が生えてきているのだが、とくにカラスノエンドウとか、わりと盛り上がるような草は塗る前に除草剤で枯らしてから畦塗り機を使うときれいに塗れるのだが、もう僕は畦畔に除草剤は使わない、と決めたので、たとえ畔にカラスノエンドウとかツクシとかタンポポだとか、ヒメオドリコソウだとかが生えてきていても、そのまま畦塗り機で塗り込んでしまうことにしています。たくさんの生の草ですから、土と混ぜ合わせると土がぶかぶかになるので、畦塗り機をかけても、ピカッと光るような畔にはならないのだが、ま、そこは我慢しています。
今日は一昨日の雨でまだ土が湿っているので、なかなかいい具合でした。


毎月楽しんでいるメール句会の投句の締め切りが昨日だったのを忘れていて、慌てる。一日待ってもらったので、もうひねりにひねって絞り出すようにして五七五にしてみる。うーむ。つらい。つらいけど楽しいのだが。つらい。


10日(水)
夕方くらいから雨という予報だったのだが、朝、いきなり雨が降ったりする。やれやれ。
でもたいした雨ではなくすぐあかったので、昨日の続きで畦塗りにでる。朝の雨で土もちょっと湿ったのが良かったのか、おおむね順調に畦塗りができる。
で午前中で菜の花が咲いている田んぼ以外は畦塗り完了!ありがたい。



緑肥にする菜の花(アブラナ)は、ちょうど今が満開と言うところ。いつ鋤き込んでもいいんだけれど、あんまりきれいなので鋤き込むのがちょっともったいないんだよね。先日も書きましたが、今年の菜の花はちょっと細くて背も低い。肥料分が少ない気もするので、油かすをすこし補給した方がいいかもしれない。
太陽が当たるとほんと輝くような黄色になるんだけれど、どうもカメラを構えると、なぜか雲がかかったりするんだよなぁ(笑)。


午後は畦塗りように畦際は起さずに残してあったので、そこをトラクタで起して回る。畦際を往復するだけなので簡単だ。


夕方、配り物に歩く。


夜は寄り合い。ブログに書いたかな?今年は試験的に、田んぼ一枚だけ湛水直播(たんすいちょくは)という直播き(じかまき)で米作りをしてみようと思っています。直播きというのは、普通は苗代で苗を育ててから、それを田んぼに田植えして移植するわけですが、もう直接田んぼに種籾を播くわけです。苗代を作らずすむので、大幅に省力化できますし、ちょっとコストも抑えられそうです。でもその分、発芽がそろわなかったり、うまく芽が出なかったり、鳥に食べられてしまったり、ヒエなんかの雑草の発芽と同時スタートになりますから雑草に負けてしまいがちになったり、・・・。いろいろリスクも増えます。それに無農薬栽培も難しそうだし。もちろん僕も除草剤を一回だけ使います。
でも省力化の魅力は大きいんですけれどね。ま、でもどんな感じか、やってみないとわかりません。とりあえず今年は田んぼ一枚でやってみます。さてさて、というところです。


夜、クリアアサヒのプライムリッチを初めて飲む。うーむ。悪くないかも。