現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ナタネの採種にかかったことと草刈り


6日(木) 晴れ
今日はどういうわけか朝早く起き上がって、試験放送っぽいテレビを点けたり、犬の散歩やら田回りやら。だいたい今ごろが一番日の出が早い頃らしい。夏至はまだ2週間ほど先だけど。


田回り。ゆっくりあちこち見て歩いて、畔の水漏れなんかもチェックする。


今日は菜の花(ナタネ)の採種圃場で採種。
採種とかいたけど、まだ採種は出来なくて、鞘のついたナタネを刈払機で刈って、ブルーシートの上に積み上げました。
ま、ここまで。

ナタネって、脱粒が激しいんです。つまりあんまり熟してくると、ちょっと触っただけで、鞘がはじけて、種が飛んでいってしまうのです。、そういう風にして種の保存をはかっているわけですな。熟した鞘のそばを誰か人間が歩いたり、獣が通ったりして、触れただけで、種がはじけ飛んで活動範囲を広げていくわけです。
ですから、完全に熟してしまうと、草刈り機で刈る時、草刈り機が茎に触れた瞬間に、はじけてしまうので採種できないわけです。で、ちょっとそうなる前のほんの少し前の状態で、草刈り機で刈り取るわけです。それをちょっと天気の良い時に置いておくと、枯れてきますから、積み上げたナタネを上から足で踏むと鞘がはじけてブルーシートの上に種が溜まる、というあんばいです。
でも、そのほんの少し前の状態を見極めるというのが、難しいし、鞘はみんな同じ状態でもないので、今日は、1/3位ははじけ飛んでしまったかも(笑)。ま、いいんです、それで。たぶん。


7日(金) 晴れ
昨日のナタネを刈ってブルーシートの上に積み上げた件。今朝は朝から天気予報で、おおむね晴れますが、上空に冷たい空気がはいってきて待機の状態が不安定になり、午後は山沿いでにわか雨、雷にも注意、なんてことを何度も放送している。
ナタネはブルーシートの上に積んであるので、雨が降るとブルーシートの上に雨が溜まってしまうから、いろいろまずいことになりそうだ。やれやれ。昨日は、にわか雨に注意なんて、言っていなかったのに。


でもまあ、空を見ていて、暗くなってきたら、急いでナタネを上から踏んで小さく低くして、片側に寄せ、ブルーシートを折り曲げて包んでしまおう、と作戦を立てる。
とまあ、そんな計画で、僕は終日、草刈りにでる。田植え前に畦畔の草は刈ったのだが、もうすでに一ヶ月以上経っているので、また大きくなってきているのです。で、草刈り。


畦畔の草刈りをした田んぼは、またちょっとたくましく立派は感じに見えるから不思議。


伊吹山の方には、ムクムクとした雲も見えていて、あの下では雨が降っているのかも。


夕方、コンビニによったら、オリオンビールがあったので、350ml缶を買う。


山形のOさんからキュウリとウドと味噌をいただく。冷やして、パリッと折って、味噌をつけて、パリポリパリポリ。おいし〜。くっ〜!