現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

チェーホフ?


12日(水)
朝、快晴で冷え込んで、田んぼの中を流れる川から水蒸気が上がっていた。


昨日の朝食の時、歯の詰め物がとれてしまったので、朝一番に歯医者にいく。やれやれ。

13日(木)
チェーホフが好きで、エッセイによく登場させていたのは、誰だったろう。開高健だったろうか。
僕も若いときに岩波の文庫で何冊か読んだはずだが、なんにも覚えていない(笑)。でも名句というか名言で有名ですね、って開高健の影響でそう思っているだけか。
今朝の日本農業新聞のコラムに「嘘をついても人は信じる。ただし権威をもって語ること。」というチェーホフの言葉が出てきていて、またいつものように立ち止まってしまった。いや、ぜんぜんこのチェーホフの言葉の前後がわからないからなんだけど。権威をもって語れば、嘘でも人は信じる。という意味なのか。この場合、権威ってどういうことなんだろう。「嘘をついても人は信じる。ただし威厳をもって語ること。」とか「嘘をついても人は信じる。ただし権力をもって語ること。」となると、またニュアンスは変わってくるのだが・・・。


山田風太郎『人間臨終図巻3』(徳間文庫)を読んでいる。3巻は65歳から76歳で死んだ人たち。相変わらずおもしろい。年齢が変わるところで、山田風太郎などのちょっとした一言半句が登場してくる。例えば、今回の中では、・・・


生は有限の道づれ旅
死は無限のひとり旅
             (山田風太郎)


幸福の姿は一つだが、不幸のかたちはさまざまだ、とトルストイは言った。
同じように、人は、生まれてくる姿は一つだが、死んでゆくかたちはさまざまである。
             (山田風太郎)


なるほど。


テレビで一番おもしろいのはスポーツ中継だと思っているので、テレビを点けている時間にオリンピックの中継があれば、必ず観ているのだが、日本人メダリスト、いや、メダリストでなくても、ああいうところで頑張れる若い人のコメントは素晴らしいなぁ。ジャンプの高梨沙羅選手の涙を必死にこらえつつ話しているような表情は、言葉以上のものを感じさせられる。
女子のカーリングの韓国戦、ロシア戦をライブ中継で応援しました。カーリングのルールと戦法とストーンの動きの微妙さがやっと少しわかりました。生中継で最初から最後まで観たのは初めてだったので(笑)。なるほど。
しかし、なんですな、日本チームも、韓国チームも、ロシアチームも、美人が多いのでびっくり。ロシア戦は長女も一緒に見ていたので、「おい、ロシアは、なんでこんなに美人ぞろいなんや」と言うと「お父さん、知らんの?ロシアは日本人好みの美人が多いところで有名らしいでぇ。」「ほうなん?」「ほれに、カーリングとか、汗をだらだらかく競技とちがうで、化粧がバッチリなんとちゃうん?」なるほど。一理ある。と、思ってしまいました。
ずーっと最初から最後まで、一試合みて、順番に交代交代で石の配置をしていくわけで、カーリング囲碁とどこか雰囲気が似てますな。