現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

事務仕事と『不確かなメロディー』と水の泡と「I Have a Dream!」

忌野清志郎のラフィータフィーの2000年のライブツアーのドキュメントムービー『不確かなメロディー』の中古DVDが届く。ずっと観たかったやつ。いいねぇ、楽しめました。マイクロバスで九州と東北を中心としたツアーで「マジカデ・ミル・スター・ツアー2000」と言います。地方のライブハウスを回るツアーです。何だか見んなのんびりと楽しそうな様子です。武田真治が元気だし、ナレーションは三浦友和です。DVDなのでオマケのファイルもあっておもしろいですよ。



 キヨシローのラフィータフィーの2000年の「マジカデ・ミル・スター・ツアー2000」のドキュメント映画、杉山太郎監督『不確かなメロディー』(2001)を観る。ずっと観たかったやつだが、地方にいるとなかなか観るのが難しかったのです。中古DVDをふとしたきっかけでネット上で見つけました。って、Amazonが教えて薦めてくれたのだが・・・(笑)。いやぁ、おもしろくていいです。ライブの様子にインタビューがちょこちょことはさまっているのですが、キヨシローのやはり言葉が楽しいですね。
 「若い頃に聴いた音楽がその後の一生を左右する」みたいなことを言っているんですが、確かにそういうところはありますよね。今の若い人のことはわからないけれど、もう最近はすべての音楽の聴き方がBGM的になってきていて、まあ、それはそれでいいんだけれど、まあ中学生の時もBGM的に何かをしながら聴いていたのかもしれないが、何かをしながらでも、歌詞やメロディーが胸に突き刺さってきたんだけどね(笑)。還暦を迎えようかという季節になると、音楽を流していても空ろになることも多くなりました(笑)。でもキヨシローはやっぱりちょっと違うよな、と今日はつぶやいたりしています。


 「水の泡」こんな歌詞をこんなメロディーで歌えるのは忌野清志郎だけ(笑)。「下世話なことで右往左往」「すべての努力もさっぱり水の泡」ですぜ。水の泡になってもいいじゃないか!とつぶやいてみたけど、やっぱり水の泡になるのは困るな(笑)。



 朝から雨。ときどき止む、という感じ。午前中に机の周りの整理をして、出てきたすでに提出期限を過ぎているかも、という書類を慌てて作って、農協へもっていく。それからあちこちから「残高不足で引落ができませんでした!」という通知がやってきていたので、あちこちの銀行の通帳にお金を移動したり、振込をしたり。米軍の美人外科医さんから報酬の3000万円が振り込まれていたら、こういう通帳の残高不足で通知が来るというような心配はなくなったはずだが(笑)。
 定期的に通帳記帳をしたり、残高確認をする、というのは普通のことのはずだが、それが出来ていないのは、なにかどこか僕に問題があるのだろう。まあ、でも問題のない人というのもありゃしないぜ(笑)。
 「愛し合ってるかい?」の続きなのか、「夢をもってるかい?」「I Have a Dream!」とステージで語ってました。もちろんキング牧師の有名な演説が下敷きになっています。
 1963年8月28日キング牧師の「I Have a Dream!」の演説から58年になろうとしていますね。私が若い頃、同い年の英語の高校の先生と居酒屋で飲んでいて、彼がこのキング牧師の演説を暗記していて、朗々とキング牧師の口まねをしながら歌うようにふるえるように、5分ほど演説してくれました。その居酒屋には私たち二人しかいませんでしたが、居酒屋の大将もおかみさんも、じっと聴いておられたのを覚えています。英語の教科書に載っていて、今、授業しているのだ、と。教科書の本文は解説が多いので、キング牧師の演説の全文をコピーして、授業しているところなのだ、と。
 演説というか、人前で上手に話が出来る人はおもわず尊敬してしまうけれど、ただ饒舌なだけ、という人も多いですね。ま、何を語るか、何を語らないか、そこが大事なんでしょうけれど。
 このYouTubeの日本語訳はなんとなく僕の覚えているのとすこし違うような気がしているのだが、熱気が伝わってきますね。そうして58年前の合衆国のリンカーン記念館の階段での演説ですが、今の日本人もゆっくり耳を傾ける価値があるんじゃないかと思いつつ聴いています。