現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ニゴロブナの放流と新しいコンバインと『サムライ』と『サリュート7』


1日(土)
 六月ですな。朝から快晴。暑い一日。ふー。
 午前中は無農薬の田んぼに除草機をかける。一人でやったので、田車の深さや株間の除草をする針金の高さなど、自分で調節しながら、試しながらやる。うーむ。どうも苗が短いし、活着はしているが、油粕をいれたので、還元障害が少し出ているのかな?葉色がもう一つのような気がする。


 お昼前にニゴロブナの放流をする。毎年、これをまるごと保全隊のイベントにしていたのですが、今年は田んぼへの放流は役員でやって、7月に田んぼから落水するときに、田んぼで育ったニゴロブナを観てもらうのをイベントにすることにしたのです。今年もニゴロブナの稚魚5万匹を田んぼにいれました。大きく元気に育ってくれるとうれしいけど。


ニゴロブナの放流20190601

逃げるテントウムシ20190601



 午後はまず精米など。それから麦の畦畔の草刈り。夕方にはお米の配達。長男は朝からずっとトラクタで「尻踏み」をしてくれていました。


 今日のカープのデーゲームのハイライトをYouTubeで確認。


 夜、いつものようにテレビの前で目が覚めたら、って何のテレビを見ていたのか、ほとんど記憶がないので、風呂上がり、テレビの前で横になったら瞬間的に眠ってしまったようだが、メルヴィル監督『サムライ』(1967)をやっていた。DVDをもっているので、何回か観てますが、30分ほど経過している場面でしたか。ええ、メルヴィルの傑作です。アラン・ドロンも無茶苦茶カッコいいですな。昔、開高健が「映画は3分観れば、傑作かどうかはわかる。」みたいなことを何度も書いていましたが、昔は映画館が今のような入替え制ではなかったので、席が空いたら座って、途中からでも観る、という風でしたからね。途中から観ても3分観れば、いい映画かどうかはわかった、というのですが、・・・。ま、そうかもしれませんけどね。僕は30分くらいはかかるようなきがしています(笑)。まあ、でもこの『サムライ』は確かに3分でわかるかもしれません。殺し屋を演じる31歳のアラン・ドロンが美しくカッコいい(笑)。また60年代のパリもいいですな。


2日(日) 
 終日、曇り。
 午前中は「尻踏み」。午後は長男が「尻踏み」。僕は麦の畦畔の草刈り。


 夜、クリム・シペンコ監督『サリュート7』(2018)をiTunesで観る。ロシア映画。おもしろかったです。脚本はハリウッド風でもあるけれど、画面は1985年のロシア、じゃなくてソ連の景色です。
 実話だそうですが、サリュート7号はいろいろトラブルがあったようですが、うーむ。まったくニュースの記憶がない。当時はソ連サリュートとミール、アメリカのスカイラブとか、宇宙ステーション計画があれこれありましたな。
 宇宙トラブルものとしては『アポロ13』というハリウッドの映画があって、無茶苦茶おもしろい映画でしたが、『アポロ13』と比べると地味ですが、楽しめます。


 今日のカープのデーゲームのハイライトをYouTubeで確認。
 応援しているアドゥワの先発だったが、どうも球が高かったですね。うーむ。めった打ちをくらっている。緒方監督は選手起用がスバラシイというのが、僕の感じなのだが、キビシイのです。プロなら当たり前ですが、たくさんの選手を起用します。落合博満監督は中日時代、レギュラー選手を固定していましたが、それはそれでたぶん若い選手の可能性を見る目が素晴らしかったのだと思うのですが、緒方監督はたくさんの選手を一試合に使いますし、先発メンバーもわりと替えますね。アドゥワは先発から外されるのかな?でもカープは二回に大量7点とられたけど、6回には大量5点とっている。得点はその回だけですからね。
 火曜日からはいよいよ交流戦ですな。頑張ってほしい。注目されるところですな。まずは西武からか。パ・リーグはどうも強いからなぁ。



3日(月)
 朝から晴れる。
 先日はぴかぴかの中耕除草機がやってきたばかりだが、ぴかぴかの機械第二弾は、コンバインだ!というわけで、新しいコンバインがやってきたので、ま、その試運転を兼ねて大麦の刈取りをする。来年から転作作物が小麦から大麦に替わるので、タネ取り用に一枚だけ大麦を作付けしたのでした。ぴかぴかのコンバインも5m刈取れば刈取りの埃だらけになってしまうのですが。しかし、さすがに快調に刈取ってくれました。挙動が安定していて(笑)、乗り心地も快適。というか今までのコンバインがなかなか言う事を聞いてくれていなかったことがよくわかりました(笑)。
 ま、それはそうとしてポンとキャッシュで買えたわけではないので、大きなものを背負い込んでしまったことになる。やれやれ。大丈夫か?
 午後は、軽く昼寝。
 それからコンバインの掃除。次は小麦の刈取りになるので、丁寧に掃除しないと機械の中で大麦が小麦に混じってしまうとマズイのだ。
 ところが新しい機械だし、コンバインとしては初めてのメーカーでもあるので、取扱説明書と首っ引きであちこちを外したり開けたりして、エアで掃除。一箇所、ボルト4本を外したはいいけれど、もともとボルトの頭も見えにくいところを手探りで外したので、掃除したあとボルトをはめるのに難儀する。いや、ほんとに難儀して大いにイライラする。だってボルトの頭も見え難いのに、ボルトを締める穴のところなんてまったく見えないのだ。しかも狭いので身体が半分しか入らないし・・・。結局、長男に掃除口の部品を押さえてもらって、僕はコンバインの下にもぐり込んでなんとか締めることができました。うーむ。プロの整備士はもっと他にスマートにやるのかな?やるんだろうな。農機センターのK君に今度聞いてみなくては。
大麦の種は、長男と父が庭に広げて干しておいてくれたので、夕方、袋に入れる。必要な量の倍の量を残したみたいな気がするが・・・。大麦の栽培も初めてなので、量の加減もわからないのでありました。小麦は殻なしだけれど、大麦は殻がついているので、比重が軽いんですよね。米も小麦も60kgで1俵ですが、大麦は50kgで1俵です。


 夕方、田回り。明日は田植えなので、田植えする圃場の水加減に注意する。土地改良区が管理している水が二日流れて二日止まる、という風になったので、あれこれ気を使う。