現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

苗箱への土入れ完了

3月26日ソメイヨシノのつぼみ

26日(水) 終日、雨。
昼過ぎまで、苗箱の土入れ。

夜は寄り合い。

27日(木) 曇りのち少し青空も
終日、苗箱の土入れ。おおむね予定枚数を終了する。ありがたい。

25日の日本農業新聞のコラム。
 大学生にきな粉の原料を尋ねると、正解の大豆は1割だった。「干しシイタケをもどしておいて」と頼むと、棚にしまう。魚の三枚おろしの準備に「おろしがね」を持ってくる。「出汁(だし)を引く」も分からない。「でじるって何?」▼笑い話ではない。医学博士で管理栄養士の本多京子さんから聞いた実話である。あきれ驚きながら、食育の難しさを痛感する日々だという▼本多さんは、和食の基本「1汁3菜」を説いて回る。そこで東京在住の30、40代の主婦らに、副菜を入れる小鉢を持っているかアンケートすると、問い合わせがきた。「小鉢って何ですか」▼和食は本当に「遺産」になってしまうのではと心配になる。知識は学べばいい。でも食の大切さや食べることの喜び、食卓を囲む幸せは、習慣や体験、人間関係の中でしか培われない。「人を良くすると書いて『食』。今は食ではなく食品があふれている。『癌(がん)』という字は、『食品』の『山』で病気になると書きます」と本多さん▼ホクレンが今月、全国紙に載せた全面広告に次の一節があった。〈食べモノは、モノじゃない〉〈人が人を思い、がんばる気持ちを食べて誰もが生きている〉〈私たちがお届けしている食べモノは、愛のカタチ〉。モノではなく命をいただく心を育てたい。

最初の大学生のチンプンカンプンさは、なんとなくわかる。きな粉の原料が大豆なんて、粉を挽くところを見ているわけでもなし、わからないですよね。僕も小学校の高学年ぐらいで知りました(笑)。白玉粉の原料は?上新粉は?小麦粉は、原料は小麦ですけれども、強力粉、薄力粉の違いって?粉は難しいですよね、種類が多いですし、元の姿は見えなくて粉なんだし、たいていみんな白いし(笑)。「ダシを引く」は日本語の問題でしょうね。「ダシを引く」は知らなくても、「ダシをとる」ならわかる人が多いのではないでしょうか。「でじるって何?」は単に読み方を知らないだけ?「出し汁」なら読めるようになる人は多いはず。
けれども、不思議な感じがするのは、東京在住の30、40代の主婦が「小鉢」を知らない、というのは本当かなぁ?本当なんでしょうけれど、ま、何百人、何千人のうちの一人ということでしょうね、たぶん。
酒を飲む人にとっては、小鉢物って、最高のものだし、家庭の食卓でも、長芋の短冊とか、おひたしとか、大根おろし系列とか、ちょっとした物だけれどもうまいものですわな。

陽射しというか、太陽の光に春を感じている今日この頃ですが、みなさんはいかがお過しでしょうか。
ふっと思い出したのですが、春になると観たくなる動画(笑)。"You Can Dance” なんだかこの動画を観ると若返る気がするのは、あたしが年をとったということの紛れもない証拠でしょうか(笑)。って証拠を出すまでもない事実ですが。




夕方、まだ日の残っているうちに、ビールを開ける。ツマミは久しぶりにビスタチオ。小鉢物というわけにはいかない。