現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

簡易車庫の基礎工事?とマカロニウエスタン


今日は早朝の散歩の時こそ、少し霧が出ていたり、雲があったりしたが、その後どんどん晴れてきて、終日青空が広がって、しかも風も少なく穏やかな暖かい一日でした。


昨日、苗箱への土入れも概ね終了したので、今日は、簡易車庫を建てる仕事の続き。
先日一斗缶やペール缶にセメントを流し込んで、ジャッキを入れたのが、乾いてきたので、缶をはずす作業をする。缶をつけたままでもいいのかな、と思っていたのだが、農業をしながら鉄工所でも仕事をしている地元の友人に相談していたら、「うん、そうそう、缶ははずしておかないと、5年から10年すると缶の錆でセメントが弱るんよね。ほんで缶ははずしたほうがええんやで。」と教えてもらったのだ。それでディスクグラインダーで、缶を切ってはずす。鉄やステンレス用なので、セメントは切れないが、バールも利用してわりときれいにはずせました。雨で中に少し水が溜まっているものもありましたが、これでしっかり乾くと思います。

午後は簡易車庫を組み立てる畑で糸を張って、直角を出したりしました。ピタゴラス氏の発見というか、気づかれた三平方の定理で、「矩(かね)を出す」んです。この「矩を出す」という言い方は、昔、山岳関係で、テントを張る場所を設定するときに、ある工業高校の先生が、ビニール紐で、各山岳部のテント場所を決めていくときに、建築科の生徒を引率されて、「じゃ、実習と同じように矩をだすことから。」とおっしゃっていたのが頭から離れません。「矩(かね)をだす」美しい日本語ですな。その時は3:4:5でやっておられましたが、今日は僕は、長男に手伝ってもらってメジャーの関係もあって1:1:√2でやってみました。正確には2:2:2√2なんですが。√2は1.41421356なのは知っているのですが、これの2倍ですから(笑)。暗算でしたら、計算が違っていたんですね。長男に「ここと、ここを、合わせて」と言ってはみたが、角度がどう見ても60度ぐらいなので、長男がげらげら笑い出した。あれれ? 2√2は2.828mほどだが、2.2828mになっておりました。なるほど。これでは矩がでませんな。
ま、そんなこんなで、なんとか矩をだして、今日は終了。
明日から組み立ててを開始する予定ですが、屋根の傾斜角度があるので、合同とか相似を使って、柱にする単管の長さを計算します。一番高いところは3mの柱、一番低いところは2mの柱。その間に三本の柱を立てます。それぞれ何mになりますか?
ああ、50歳を過ぎて、ピタゴラス氏のお世話になって、実際に簡易の車庫を建てる設計図を書くことになるとは思いませんでした。
ま、どうぞまっすぐに建ちますように。少々なら曲っていてもいいんだけど(笑)。




アイチューンズ社が、今週のブックで、椎名誠著の「中国の鳥人」を150円で販売(期間限定)を行ってる、というので、買ってみた。ああ、デスクトップでもiPhoneでも、同期されて続きが読めるのね。


セメントに埋めたジャッキの様子を眺めていて、どこかで観たな、と思っていたが、思い出しました。マカロニウエスタン。たくさん十字架が並んでいます(笑)。最初は夕陽のガンマンだったかな?と思いましたが、ふふふ。フランコ・ネロの『続・荒野の用心棒』でした。『ジャンゴ』ですな。僕が小学生の頃はテレビの洋画劇場でよくマカロニウエスタンやっていまして、私も好きでした。クリント・イーストウッドリー・ヴァン・クリーフはもちろん、このフランコ・ネロもよかったですな。かっこよかったです。今、観ると悪役のジャン・マリア・ヴォロンテもとってもいい味です。ジャン・マリア・ヴォロンテ、彼がいてこそのマカロニウエスタンでした。