現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

稲刈りの日々だが、天気が安定しない。


3日(水)
昨日刈り取りした籾の乾燥に時間がかかったので(毎年、最初は籾の水分も高めなので)、乾燥終了を待たずに、稲刈りに出る。で、刈り取った籾を持って帰ってきた時には、乾燥が終わっているという按配です。
そんなこんなで、昼前から稲刈りをして、夕方に昨日刈り取った分の籾擦りをする。


4日(木)
ああ、天気が不安定。ざっと降ることはないのだが、ショボショボ雨が、ときどき降る。やれやれ。
迷ったのだが、今日は稲刈りをやめて、籾擦り。明日もどうも天気は怪しいですね。いやはや。


ラジオを聞いていたら、どこかの誰かがこんなことを話されていました。「成果主義の会社はですね、上司が、出来ると判断した人にしか、重要な仕事をふらないので、なかなか若い人に経験を積ませて、人を育てるということがないんですよ。人を育てることは、リスクをとることなんですよね。出来るかどうかわからない若い人に自分の成果のかかった重要な仕事をまかせるわけです。でも成果主義の会社の中間管理職には、我慢して若い人に経験を積ませる、ということが、なかなか難しくなってくるんですね。」と淡々と話しておられました。
もし本当にそうなら、その会社に未来は無いような気もするが、本当に優秀な人材が数人いれば、会社(組織)は動いていくのです、というような話も聞いたことがある。その言い分はわからないではないですが、その会社(組織)は長続きするのかどうか。
人の体に新陳代謝があるように、組織の新陳代謝は大切なんだと思います。というか、会社(組織)や社会全体の教育の問題です。


5日(金)
なんだか天気が不安定で、朝、激しい雨の音で目を覚ます。
ああ、こんなに激しく降ると、稲が倒れる〜!などと思っているのは、僕だけではないはず。
テレビを点けたら京都の綾部市とか、なかなか大変なことになっている様子。


午後は陽射しも出たが、稲刈りも出来ないので、大豆の圃場の畦畔の草刈りに出る。水稲の方ばかり草刈りをしていたので、大豆の畦畔も、大変なことになっている。ずっと気にはなっていたのだが・・・。
すごく伸びているので、刈払機でギュンギュンと刈って倒していきますが、疲れますな


奥さんのグリーンカーテンの端から伸びてきていたフウセンカズラの種が今年も出来てきました。自然の造形の美しさ、不思議さに種を見つめてしまいますが、・・・。