現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

謹賀新年 あけましておめでとうございます


1日(木) 元旦
お昼に弟の家族が来て、あれこれ挨拶を済ませて飲み食い。ありがたいことであります。


2日(金)
朝起きたら、積雪50センチ以上になっている。これでは僕の長靴ではいつもの田圃道は歩けないので、犬の散歩もコース変更。午前中は、奥さんと一緒に雪かき。体温が上がって汗をかきました。
そのせいか、お昼に一本ビールをいただいたら、とたんに眠くなり、藤原正彦『祖国とは国語』(新潮文庫)を読んだり、眠ったり、読んだり、眠ったり、という午後。


3日(土)
今朝も思いの外、10センチちょっとの積雪。
午前中は、奥さんが去年買った新車を近所の郷社である湯次神社でご祈祷してもらう。ええ、何かと信心深い夫婦なのであります。
午後は奥さんの実家に、うちの子どもたちも一緒に、今年も大挙して年頭のご挨拶にいって、あれこれ僕の好物をごちそうになり、うれしく、またありがたいことでありました。

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4日(日)
2日の大雪で、昨日までは、とてもいつもの長靴では田圃道を歩けなかったのだが、今朝はどうかな?と恐る恐る足を踏み入れると、少し雪がしまったというのか、ゆるんだというのか、長靴ぎりぎりのところまで下がっていたので、雪の田んぼ道をツボ足でレノン号と散歩。レノンも、雪の表面が凍って、体重の軽い犬なら歩けるか歩けないか、という微妙な硬さで、雪の上を歩いたり、ボソボソと足を沈ませながら歩いたり、実に難儀している様子が手に取るようにわかって笑える。
ああ、こんな長靴ぎりぎりの深さの誰も歩いていない田圃道を犬を連れながらボソボソと苦労しつつ歩いている私と犬を、世間の人が見たら笑うだろうなぁ、わしなら笑うな、などと自嘲しつつ、足先は冷たいのだが、体温が上がってくるのを感じていたのでありました。


ネット上で話題になっていたので、天皇陛下の年頭の所感と内閣総理大臣の年頭の所感を読んでみた。あまりに僕の心に響く具合が違うので、なんだかなぁ、と思ってしまう。もちろん新聞で紹介されている二つの文章をここに貼り付けてもいいのだが、一年に一度くらいは、山本夏彦ばりに「いちいち教えるのは煩にたえない」とも書いてみたい気もするので、今回は貼り付けません。でも検索すればすぐに見つかります(笑)。
それにしても、NHKの改行騒ぎには、これまたなんだかなぁ、と思ってしまう。なんだかなぁ。

藤原正彦『祖国とは国語』(新潮文庫)はエッセイ集なのだが、大きく分けると「国語教育絶対論」と「いじわるにも程がある」それから「満州再訪記」の3つにわかれています。ちょうど「満州再訪記」を読んだこともあって、天皇陛下の年頭の所感もなんだか心に響いたのかも。


夜、ビールを飲みながらNHKの新しく始まった大河ドラマ『花燃ゆ』の第一回を観る。なかなかいい感じ。ここ数年、大河ドラマは第一回を観ても、なかなか続けて観られないようになっているのだが・・・。そういえば、子供の頃、初めて父に買ってもらった伝記は『吉田松陰』でした。父は、なんでわりと地味めな松陰なんかを選んだのかな(笑)。ま、たまたま本屋さんの棚にあっただけかもしれないが。


というわけで、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。