現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「こなし」作業の日々と母の日


8日(金)
終日、「こなし」作業。
夜は寄り合い。水稲関係の助成金について、農協からきてもらって、あれこれ詳しく説明してもらう。大変よくわかる説明でありがたい。


しかし、なんだな、このあたりの田んぼの畦畔では、うちの畦畔が一番いろんな花が咲き、緑の葉が茂ってきれいです(笑)。


9日(土)
終日、「こなし」作業。


ここ数日トラクタで「こなし」作業をしているのだが、「荒起し」のすんだ田んぼに水を入れて、ロータリーで土を泥にする作業です。泥にしつつ均平もとるのです。
数日前にそのロータリーの爪がずいぶん減ってしまっていることに気がつきました。土や泥の中をかき回す爪ですから、減って当然なのですが、減ってくるとうまく土がひっくり返らなくて、混ぜられなかったりするのです。
明日、爪を交換しようと夕方仕事を終えてからロータリーを水洗いしているうちに、手で爪を回転させようとして、爪に不用意に触れたら、手の甲が切れて血がにじんできた。ケガはたいしたことないのだが、爪にはなかなか摩耗しないように鋼が付いているのだが、その鋼も泥に削られて刃物のようになっていたのですな。うーむ。
その泥に研がれ磨かれてピカピカの鋼鉄の爪も水洗いしてきれいにして30分もほおっておいたら、うっすら錆が付いて黄色くなってくる。
なるほどねぇ。いや、なにがなるほどねぇ、なのか、よくわからないが、ピカピカの磨かれた鋼鉄の鋼も、すぐ錆が出るということですな。うーむ。なるほど。



10日(日)
今日から、新しい長靴にする。さっそくレノン号との散歩から。
午前中は、昨日水洗いしたトラクタのロータリーの爪の交換。エアインパクトを使って交換していたのだが、ちょうどそこへ北陸近畿クボタのYさんが、通りかかって寄ってくださる。そこでうちのエアインパクトでは、うまく爪の隙間に入らないところがあるので苦労しますわ、と申し上げると、「じゃ、うちで使っている爪交換用のエアインパクトを使ってください。」と気前よく親切におっしゃってくださって、しかも取りに帰って持ってきてくださったのだ。うーむ。サービスですなぁ。トラクタはクボタなんだけど、うちはクボタさんからはあまり買っていないので、恐縮する。お昼前に交換が終わってエアインパクトを持っていったら「あ、わざわざ持ってきてくれたん?また、なにかあったらよろしくお願いしますね。」とおっしゃる。もちろん僕だって今日のYさんの親切は忘れない。これぞ営業ですなぁ。


午後は「こなし」作業。


えー、今日は「母の日」ですが、競馬の「NHKマイルカップ」というG1レースの日でもあるのでした。というか朝、新聞を見ていたら、今週から5週連続でG1レースが行われると書いてある。うーむ。
それで昼食時に「金麦」三本分の馬券を買ってみたのだ。単勝の馬券。
「こなし」作業をしているトラクタの中でラジオの競馬中継を聞いていると、なんと!僕が買ったクラリティスカイという三番人気の馬が一着!うーむ。素晴らしい!マイルレースやから1600mを1分33秒5で駆け抜けたぜ。いや速いのか遅いのか、わからんが。平均時速は何キロ?あははは。暗算はむりやな。
「金麦」3本が、計算上「金麦」16本になって返ってきたけど、ま、本物のビールを買って飲みました。うふふふふ。


夜、練習試合から帰ってきた次男がどろどろの真っ黒の靴下のまま上がってきて、「これ、母の日。」と言って奥さんにハーゲンダッツのアイスを渡していた。エライ!あんたはエライ!