現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

本を少し売ってみるということと「みどり豊」の完売


16日(水)
午前中は精米など。


午後、ふっと自分の部屋の惨状に気がつく。はい。まさにはっと気がついたのです。部屋の散らかり具合に。で、まあ、これまではそういう惨状に気がつくと整理整頓に励んだりするわけですが、これがすぐまた惨状を呈するわけです。原因ははっきりしていて、もう、とにかくモノが多すぎるわけです。物理的に整理整頓が整理整頓にならない状態なんですね。要するに倉庫や物置になりつつあるわけですから、普通の部屋に戻すには、モノを減らす必要があるわけです。物理的な問題です。


えー、一ヶ月ほど前に、コミックスをブックオフしたことを書きました。えー、人気のマンガ『泣き虫ペダル』の一巻から三十巻ほどまで。これが思ったよりいい値段だったので、気を良くしたのです。今日は、本棚に入らなくなって、床に積み上がっている本を15冊。単行本です。ハードカバーもソフトカバーも。ブックオフでは、10分ほど査定をしておりましたが、570円でした。なにがどう気に入られたのか、一冊だけ400円。あとは軒並み5円。基本5円ですね。こうなってくると5円以外の本が数冊、なぜ50円なのか、なぜ20円なのか、とあれこれ考えたくなります。


17日(木)
いい天気。暖かい。このところ毎朝、朝の犬の散歩の時に、キツネと顔を合わせる。向こうも慣れてきたのか、15メートルくらいまで近づけている。だがさすがに写真を撮ろうとポケットに手を入れたり、iPhoneを前にかざそうとすると、危険を感じるのか、逃げ出す。まあ、もともと広角レンズのiPhoneではなかなかキツネの写真をうまく撮れはしないのだが。もちろん最近はレノン号が僕より先にキツネに気がつくのだが、レノン号が猛っても、キツネはわりと距離があれば、落ち着いているんだな。まあ一回り小さいキツネは、スピードではレノン号が上だが、旋回性能ではキツネの方が数段上であることをよく知っているのだ。数年前に凍った田んぼの雪上でキツネとレノン号のチェイスがあったのだが、キツネは余裕綽々でありました。


朝のうちに精米など。


午前中は車のタイヤ交換をする。今日は3台分。庭にタイヤを4ずつ3ヶ所に積み上げて、合計12本が広がっているので、通りかかった知り合い二人が冷やかしつつ声をかけてくれる。
フリースを脱いで作業。


午後は用事で出かけるついでがあったので、今日もブックオフに本を持っていく。今日は単行本ではなくて、コミックスと雑誌など。コミックスはどれも30円。なるほど。そういうことなんだな。雑誌は大修館の出していた月刊誌。1992年からとりあえず4年分を出してみる。これが一冊10円。雑誌は当月の雑誌ならちょっと考慮するけれども、それ以外は、おおむね10円ということでした。ま、ブックオフの棚に並んでいる本はだいたい108円から200円ほどなので、むべなるかな、というところでしょうか。


本を売ったことはなかったのですが、なぜ売らなかったのか、捨てなかったのか。それは、ま、また読むかもしれない。僕が読まなくても家族の誰かが読むかもしれない、もしくはおもしろい本だったので、手元に置いておきたい、そう思ったわけです。ところが、ここにきて数年前から読書量がガクンと落ちた。あー、いや、学生時代から就職したら、ガクンと落ちた。就農したらまた少し落ちました。老眼になったら、たちどころに、またガクンガクンと落ちた。要するに自分の読書量の未来が少し見えてきた。自分が死ぬまでに読める本の量がなんとなく計算できるような気がしてきたわけです。
再読したい本はいくつもあるが、どれもこれも再読できるわけではないことにも気がついたわけです。ま、これはずっと以前から気がついていましたが(笑)。



また家族がこの本を読むかというと、まあ、誰も読まない。そんな気がしています。だって、古い本は茶色く日焼けしているわけですが、ま、そういう文庫本を子供たちが手に取って読みそうにない、という気がしています。子供たちは決して読書嫌いではなくて、たぶん同世代の中ではわりと読むほうだと思いますが、僕の本棚から何かを選んで持っていって読む気配がない。だいたい、物理的に床に積み上がっている本があるので、本棚までも近づきにくい状態だ(笑)。このままでは場所をとるばかりだし、台風の時に家が飛ばない重しになっているくらいでしかない。
さらに、考えてみたら、なにか貴重な立派な本を持っているわけでもない。珍しい本を持っているわけでもない。今後値打ちが上がっていくような本はぜんぜんない。


要するに、自分の今後の読書生活の時間が見えてきているわけです。自分の残りの時間を思うとき、この本棚にも近づきにくい部屋の状態でいいのかどうか。


数年前に昔のApple関係の機器をネットのオークションに何度か出したことがある。もっとも僕が使い倒した機器だから、当然ジャンク品扱いなので、落札者の送料持ちで引き取ってもらうような感じだった。だから本もオークションに出してもいいのだが梱包したりなんだかんだで、ちょっと面倒なんです。そんなこんなでブックオフのだいたいの傾向がわかったような気もするので、ま、探りを入れつつ、いくつか持ち込んでみるつもりである。


この陽気で、菜の花が少し咲きはじめた。自然栽培の空豆もちょっと元気になってきた気配である。


18日(金)
午前中は薄日が射す穏やかな天気。午後からは曇り。夕方から雨。


午前中はお米の精米など。
午後は長女が自動車の運転をしたいというので、助手席に乗って運転させてみる。免許はもちろん持っている。しかしまああまり運転した経験がないので、すこし練習も必要だ。マニュアル車の免許をもっているので、ジムニーを運転させてみる。まあ、ヒヤヒヤするというのが正直なところだが、こういうものは慣れだから周りに迷惑をかけない程度に運転操作を思い出しつつ、車に慣れるしかない。ま、概ね、運転できていたんだけど、エンジンブレーキの使い方がまだもう一つのような気がするし、駐車場で真っ直ぐにはなかなか停められてませんな。えー、ご近所の方は、娘の車に近づかないようにお願いします。まだ一人で運転する自信はないとのこと。ほんま、心配しますわ。


書き忘れるところでしたが、「みどり豊」が完売いたしました。ありがたいことです。「秋の詩」ももう少し。ですが「コシヒカリ」はまだまだあります。どんどんクリックしてください(笑)。ほんとにありがとうございます。謝謝。