現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

畔塗りと新緑と田んぼに水を入れはじめたこと


18日(月)
晴れたが、思いのほか陽射しはなく、曇りがち。風も吹く。
昨日すき込んだ菜の花の田んぼのあぜ塗り。
それから畦畔の草刈り。


そうそう、写真はエノキの若葉。エノキの葉っぱは左右非対称が特徴の一つで、葉脈の中心が曲がっているんだけど、若葉の頃から、すでに曲がっているのが、わかりますね。


19日(火)
朝は快晴だったが、そののち雲が出てきたり、風が出てきたり。午前中は畦畔の草刈り。
お昼は農協であれこれ書類の提出など。
午後は荒起こし。

写真はケヤキの若葉。この樹形が僕は好き。



20日(水)
朝から快晴だが、風も弱く、よい天気。春だ。
あぜ塗り機での作業が楽なように、あぜ際を起こさずにいたところを、あぜ塗りが終わったので、何枚か起こして、水を入れた。
何年か前までは、秋起こしをあまりせずに、春に初めて荒起しすることが多かったので、切り株の残った田んぼの土をトラクタのロータリーでひっくり返すと、湿ったような土の匂いがプンとして、これがいかにも春の気配を運んできてくれるような気がしたが、最近は秋起こしをするようになって、その感動も薄らぎ、今は、初めて水路から水口をあけて、田んぼに水を入れる時が、一番、春の気分になるかも。水の流れる音と僕は畦畔には除草剤を使わないので、タンポポでもレンゲですスミレでもカラスノエンドウでも、なんだかいろいろ花を咲かせている畦畔から水が田んぼに広がっていく様子が、なんだか春の田んぼ仕事のクライマックスのように思えたりしている。田植えが春のクライマックスのようにも思われるかもしれないが、田植えの頃はもう初夏なんですな。五月から六月ですから。


えーっと、他にも書きたいことがたくさんあったような気がするのだが、ビール二本で、もう起きていられない。(笑)
また思い出すときもあるだろう。といような生活ぶりが続いている。
あ、そうだ!思い出した。今日、他所の田んぼで、田んぼに水を入れ始めたとき、隣の畑で仕事をしておられた農家のおじいさんとあれこれ話をしていて、五十肩の話をしたら、「肩や背中の痛みの大半は腰からきてるらしいで。」とおっしゃる。なんでも一ヶ月ほど接骨院に通ったことがあって、マッサージやら電気をあててもらっていると、カーテン越しに、他の患者さんと先生の会話が聞こえてきて、なんだかいろいろ勉強になったンんだそうだ。「ほんでやな、腰の歪みというか、バランスが悪うなって、背中や肩に痛みがでたり、肩が上がらなくなったりすることが多いんやと。で、お相撲さんのように四股を踏んだり、股割りとか、ああいったことを、無理のない程度にやるのが、とてもいいそうやで。」「あとな、これもカーテン越しに聞いたンやけど、お風呂に入ってな、お風呂に浸かりながら、ゆっくり首をまわすんやと。これだけで脳への血流がすごくよくなるらしい。今さら、頭がようなるわけではないやろけど、がははは、でも脳梗塞にはなりたくないでな。」とおっしゃってました。「ま、カーテン越しに聞いたンやけどな。」と。