現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

コンテナに大豆を移したことと武満徹「ノヴェンバー・ステップス」


25日(金)
午前中は精米など。午後は作業所の整理など。それから大豆のコンテナを農協に借りる。
お昼前から時雨れたり時雨れなかったり。


えーっ、午後も4時半になると、なんだか日没の予兆(と書いて、まともな日本語なのか自信がなくなる。じゃ、なんだ気配か、予感?あははは。日没は計算通りの時間に正確にやってきます。ま、いいや。)、とにかく夕暮れになると寒し、暗くなってくるし、なんだか寂しいような気持ちになってきて、家に帰って、冷たいビールをグビリと飲みたいなぁと思ったり、ああ、寒いし電子レンジで日本酒の熱燗をチクリとやりたいなぁ、と思ったりする自分に笑える。
で、ネットラジオ大相撲中継を聴いたりする。一横綱大関を破る遠藤の活躍や勝ち越した宇良がうれしい。誰にも言っていないが、ひそかに応援してきています。
今場所は鶴竜が頑張ってますな。あら?今3横綱を破った稀勢の里が負けちゃった。


万年筆の洗浄をする。とりあえず4本。水に浸けたり、水道で洗ったり。現在自然乾燥中。


26日(土)
なんだか朝からいい天気で風も弱くていい。
午前中は精米など。午後は乾燥機の大豆をコンテナに入れて取りあえず保管。それからフォークリフトのチェーンにグリスをつけておく。
父が天気がいいので、大豆を刈取ったあとの圃場をトラクタですき込んでくれた。


そういえば、今朝は5時前に目が覚めて、お蒲団の中でゴロゴロしつつスマホFacebookを眺めていたら、武満徹の話題が出ていた。「世界のタケミツは、いったいなにがすごいのか」おお、武満徹。高校の国語の教科書に武満徹の文章が載っていました。独学で作曲を学んだことが書いてあって、ああ、読ませる文章を書くなぁ、と思ったのを覚えています。というのも武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」がときどきラジオから流れてきていたので、現代音楽の作曲家の名前だけはよく知っていたのです。でもラジオで数秒聴いただけで「なんじゃ、こりゃ!?」と思ってしまったのでしたが。まあ、歌謡曲、ポップス、ロック、ジャズと音楽になじみはじめた僕にはあわなかったんですな。もっともセシル・テイラーオーネット・コールマンジョン・コルトレーンのいわゆるフリージャズのレコードを聴いた時にも「なんなん?」と思ったけれども、レコードを自分の小遣いで買った分だけ、思い入れがありますから熱心に聴きますわね。
ところが今朝は素直に武満徹が聴けました。最初に『夢千代日記』のオープニングテーマを聴いたのがよかったのかな。『夢千代日記』という吉永小百合主演のドラマの噂は何度も聞いていたのだが、YouTube吉永小百合さんのインタビューを観たこともあって、すんなり胸に落ちました。それからサントリーリザーブのラジオCMの音楽もありましたな。とボチボチと近づいていって「ノヴェンバー・ステップス」をYouTubeで聴きました。ちょっと雑音が多いのだが、琵琶の鶴田錦史と尺八の横山勝也が、なんだか途中からサムライのような気配になってきているし、指揮しながら背中で二人の演奏をきいている”違いのわかる男”岩城宏之の背中がまたいいんだなぁ。
ちょっとメモのために貼っておきます。