現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

春の光と長浜市未来農業経営塾とその手は桑名の焼きはまぐり


朝からよい天気。朝の散歩で、ナラガシワの芽が少し膨らんできているのが気になったりする。晴れて青空が広がると、滋賀県で二番目に高い山なのだが、奥深いところにあるのでわりとみんな気がつかない金糞岳が真っ白に輝いていて美しい。
今日はトラクタも何台か田んぼで動いているのを見かける。
午後は農業委員会が主催する長浜市未来農業経営塾で米づくりの話を20分間する。iPhoneからKeynoteでプロジェクターに資料を映すこともうまくいきました。会場には冷やかしと応援をかねて同じ村のご近所の百姓仲間も三人ほど来てくれていて、慌てるが、ま、ありがたいことですね。20分なのでいささか早口になってしまいましたが、あれこれ菜の花を緑肥にして無農薬でお米をつくるという話をしました。しかもおいしいお米を。もちろんまだまだ試行錯誤の真っ只中ですし、土や水が変わってくれば、同じようにはいかないものですが。参考にしていただければ幸いです。
質問はあまりでなくて、二つ三つお応えしただけでしたが、終わってから「誰に喜んでもらう米づくりをするのか」という話がおもしろかった、というようなことをお二人から別々に聞いてびっくりしました。それから「久しぶり、覚えてる?なんかすごく頑張ってるねぇ、実は僕も同じくらいの面積を作ってるんや」と高校時代の同級生のKくんからも声をかけてもらう。同級生なのにKくんのほうが若々しいのに驚く。Kくんは僕と同じくらいの面積をつくっているのに、会社にも勤めているという。田んぼが忙しいときは会社も休ませてもらっているのだという。どうも融通のきく会社らしい。なるほど、それはとてもいい。でもって声をかけてくれたのもとてもうれしかったです。


夜、ハマグリをガスコンロで焼いてみる。むひひひひ。うまい。やっぱり七輪で焼く方がいいに決っているが、気分は「一番搾り」の緒形拳である。頭の中であのCMのリズムが鳴っていた(笑)。台所が磯の香りでいっぱいになる。ビールもうまい(笑)。