早朝から発送準備など。朝から快晴。
午前中は籾擦り。
農協へ検査だけしてもらって持ち帰る予定のお米の袋が、この袋は農協へ出荷用の袋なので、持ち帰りだと困ります、と叱られてしまったので、袋を入れ替える。100袋分。長男にも手伝ってもらったのだが、大いに汗をかく。これが昼過ぎまでかかり、遅い昼食を食べて午後は稲刈り。
たぶん何度かこのブログでも書いたと思うのだが、渡辺白泉という無季自由律の俳人が好きなのだが、白泉には、
まんじゅしゃげ昔おいらん泣きました
という句があって、ひょっとすると白泉の句の中では一番好きな句なのかもしれない。だって忘れられないし、彼岸花(曼珠沙華)が咲くたびに思い出すんだから。あの赤は、言われてみれば花魁の赤かも。って花魁は実際には見たことないのですが。
世間一般的には、白泉の句で一番有名なのは
戦争が廊下の奥に立つてゐた
かもしれません。これは戦前の句なのですが、「憲兵の前で滑って転んぢゃった」「銃後といふ不思議な町を丘で見た」という句も同じ頃に詠んでいます。
あれこれ世の中の様子を思うとき、ふっと渡辺白泉の句を思い出したりします。いつまでも戦後でありますように。